東京コミックコンベンション2023(東京コミコン2023)が、幕張メッセにて、2023年12月8日(金)~12月10日(日)の期間、開催されています。「セレブ・ステージ:マッツ・ミケルセン」が12月9日(土)に行われました。
日本愛を語るマッツ
2日目の午前には、セレブ・ステージにマッツ・ミケルセンが登場。ダンサーとしてのキャリアも知られる彼は2006年の『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル役にて高い評価を得、2013年にはTVドラマ「ハンニバル」で殺人鬼ハンニバル・レクター役を3シーズンに渡って務めると、2016年には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ゲイレン・アーソ役を、2022年には『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」でゲラート・グリンデルバルド役ををジョニー・デップから引き継いで務め、今年6月の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でユンゲル・フォラー役で出演するという、超大作映画シリーズを網羅する活躍と名だたる映画賞の受賞歴から「北欧の至宝」の呼び声高い人物。
登壇するといきなり投げキッスでファンを沸かせます。
東京コミコンは2度目、今年は大阪コミコンにも参加しているマッツは日本のファンを気に入っているのか聞かれ「もちろん」と回答。さらに「ファンと同じくらい日本の食べ物も全部大好きです。お寿司、神戸牛、何でも大好きです」と日本愛を語りました。
“考える人”ポーズを披露
「あまり意識はしていないのですが、年齢的にも服には気をつかっています」ダンディで素敵な秘訣についての質問に答えたマッツ。さらに座り姿勢でダンディーなポーズを求められ、ロダンの“考える人”のポーズを披露しました。
今回の東京コミコンで初参加となったベネディクト・カンバーバッチについては「昨日久しぶりに再会しましたが彼は素晴らしい俳優であり人物なので、彼と共演出来て本当に光栄だと思っています。でも昨日見たら彼はかなりワークアウトして鍛えているようだったので、今回は戦ってませんけどね」と仲の良さを明かしました。
兄ラースについては「ラースとの関心事は俳優業ではなく、共通の興味はスポーツで、ハンドボールのデンマーク女子チームが日本に負けたというのが一番最近の兄との話題でした」と普段あまり披露しない兄弟の話も聞かせてくれました。
今後やりたい役を聞かれると、大阪コミコン2023でも語っていた「ゾンビ映画に出たい」想いを再びアピール。「今までやってないのがリアルホラーやゾンビもの、そしてカンフー。これらはあまり年を取り過ぎないうちに是非やってみたいです」とまだまだチャレンジし続けたい意欲を見せました。
ファンと“愛してる”コール
マッツの母国語であるデンマーク語で「愛してます」を言いたいという声には「Jeg elsker dig」と答え、客席からは「Jeg elsker dig」の声がかかり、マッツも「なんて心地いいんだ」と満足気でした。
最後に、マッツ本人の意向としてサイン会・撮影会チケットの追加販売が発表されると、客席からどよめきが。
「私はファンの皆さんに会うために来ているので当然です。私もみなさんと会ってサインや撮影が出来るのが本当に嬉しいんです。ファンの皆さんは素敵な方々ばかりで私の作品を本当に愛して下さっているのがよく伝わってきます。1人1人との撮影やサインの時間は短いですが、私はその分たくさんのファンの皆さんとの出会いを大切にしたいのです」とファンを愛するコメント。客席の端から端まで投げキッスを贈り、客席からの大声援を受けながら降壇しました。
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。