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名作アニメーション『アナスタシア』ミュージカル版 コロナ中止の想いを超え3年半ぶり再演

2023年9月11日 あとなび

ミュージカル『アナスタシア』が、東京・東急シアターオーブで2023年9月12日(火)〜10月7日(土)、大阪・梅田芸術劇場メインホールで10月19日(木)〜31日(火)の期間、上演されます。

名作アニメーションを舞台化

待望の再演を迎えた『アナスタシア』。オリジナルは、1997年に20世紀フォックスから公開されたアニメーション映画『アナスタシア』で、公開20周年を迎えた2017年にブロードウェイで開幕。ストーリーや音楽を使用しながら、ミュージカル向けに脚色した作品は、2年間ロングラン公演されました。

物語は、1918年に帝政ロシア最後の皇帝ロマノフ2世とその一族が殺害されたという史実の中、末娘アナスタシアだけが生き残ったという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づいています。

記憶喪失の少女アーニャは、ペテルブルグでディミトリとブラドに出会います。詐欺師のディミトリとブラドは、少女をアナスタシアだと偽装してパリへ行き、アナスタシアと生き別れたマリア皇太后に会わせることで報奨金を手に入れようと画策していました。その旅路でアーニャは自分の過去と本当の生きる道を見つけていきます。

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初演はコロナで大半が中止に

『アナスタシア』は2020年3月に日本初上演。しかし新型コロナウイルスの発生初期で、全52回の公演予定が14回の公演で中止となってしまいました。

主人公アーニャを演じるのは、初演時と同じ葵わかなと木下春香のダブルキャスト。ディミトリは海宝直人、相葉祐樹、内海啓貴のトリプルキャスト。敵役のボリシェビキ将官グレブは、堂珍嘉邦、田代万里生、そして海宝直人がディミトリとグレブの両者を演じます。

初日前会見には、アナスタシアとして着用する赤いドレスを葵さんが、アニメーション版で印象的な青いドレスを木下さんが着用して登壇。再演を前にして代表インタビューに応えました。

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もう一回アーニャとして旅路を届けられる

葵さんは「前回、不完全燃焼のような形で終わってしまったのが心に残っている」とし、木下さんも「前回は舞台稽古を終えて、あとは初日だと思った時にストップしてしまったので、まずは無事に初日を迎えたいなと願いを込めて準備しているところですし、本当にコロナの一番初めの頃に中止になってしまったので、またこの作品に挑戦できればいいなと思いながらこの3年間磨いてきた」と、初演時の悔しさを語りました。

そして3年半が経ち、再演が叶いました。再演が決定して木下さんは「ちょっとホッとした感覚があったというか。もう一回アーニャとして旅路を届けられるチャンスをいただけるということが嬉しかった」という気持ちを吐露。

葵さんは「私の中で(再演は)半分以上、決定事項だと思っていて。人生の中でもう一度この役に挑戦するのは心に決めていたことだった」と3年半の想いを語りました。

「Journey to the Past」は普遍的な思いが詰まっている

を披露。この楽曲はアニメーション版の主題歌で、アカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされました。

作曲家ステファン・フラハティさんと作詞家リン・アンレスさんは、「過去への旅」(Journey to the Past) について、楽曲はアニメーション版の主題歌で、アカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされた楽曲を舞台にも使用したと説明。アニメーション版で人気の曲であり、特に映画を観て育った女性にとって大きな意味を持つ楽曲だと語りました。

作曲ステファン・フラハティ、作詞リン・アンレス

「『Journey to the Past』は、“Home”“Love”“Family”憧れ全てを追い求めようとした少女を歌った曲です。アナスタシアというロマンチックな物語が過去100年間変わらない力を放ち続けてきたのは、どんな時代でもどんな人種でも世界のどこにいようと自分自身を見つけたいという私たち全員の普遍的な思いが詰まっているからです」と、主題歌の魅力を解説。

ブロードウェイ上演時には、『アナスタシア』を観て育った女性がアーニャのコスプレをして観劇しにきたというエピソードを披露しました。

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夢と現実が拮抗しながら存在する世界観

作詞・作曲の2名は、アニメーションを舞台化するにあたり、再現するだけでなく成熟した大人な作品にすべく、アニメーションのヴィランであるラスプーチンから、リアルな敵役としてボリシェビキのグレブを作り出したという製作の背景を紹介。当時アニメーションを観た子供たちが大人としてミュージカルを観に来ることを嬉しく思うと語りました。

それを受け、葵さんは「『アナスタシア』が持つ夢のある世界、色味や曲調とか全てもって作ろうとしているおとぎ話の世界は魅力的だと思うんですけれど、それを実の人間が演じて大人が演じ大人が観にくる舞台になっているのは、すごく夢がある世界なのに、それが歴史的事実だったり、役作りに現実味があったりして、夢と現実のバランスの良さ、それが拮抗しながら常に存在している世界観というのが、ミュージカル『アナスタシア』の持つ特徴なのかなと感じていて。すごく煌びやかな反面、みんなが共感できるような泥臭い部分があって、そういう二面性が、観ている方の共感を呼ぶ部分だと思います」と、見どころを語りました。

木下さんは「稽古場から舞台稽古になった時に、改めて舞台装置と衣装の力をものすごく感じた」と語り、「ミュージカルは総合芸術で、音楽と美術も含めて一つの作品になるのはどの作品も一緒だと思いますが、この作品はいつもより美術に音楽に助けられています。一つ一つが持つ力がものすごく大きくて、それがうまく融合されているというところが、莫大なエネルギーとしてみなさんに届けられると思います」とアピールしました。

初演の時の想いも胸に、2023年版として、ミュージカル『アナスタシア』が開幕します。

ミュージカル『アナスタシア』
東京公演(東急シアターオーブ):2023年9月12日(火)~10月7日(土)
大阪公演(梅田芸術劇場メインホール):2023年10月19日(木)~10月31日(火)
キャスト:葵わかな・木下晴香/海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴/堂珍嘉邦(CHEMISTRY)・田代万里生/大澄賢也・石川 禅/朝海ひかる・マルシア・堀内敬子/麻実れい ほか
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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