テーマパーク・遊園地
動物園・水族館
えんたび
TOPIC
ABOUT

モビリティの総合エンタメ施設を目指す CITY CIRCUIT TOKYO BAYがオープン

2024年1月13日 あとなび

CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)が、2023年12月17日(日)にグランドオープンしました。オープン当日に、CITY CIRCUIT総合プロデューサーの田村吾郎氏、総合ディレクターの井上貴弥氏がインタビューに応じました。

プレオープンで約5,000人が体験

(左)総合プロデューサー 田村吾郎氏、(右)総合ディレクター 井上貴弥氏

シティサーキット東京ベイは、2023年10月28日(土)にプレオープン。当初は11月23日(水・祝)にグランドオープン予定でしたが、延期して12月17日(日)のオープンになりました。

プレオープン期間中は、約5,000名が走行体験を行なったそう。運営しながら試行錯誤を重ね、初期は厳しい評価も受けたものの徐々に評価が上がっていったといいます。まだ完璧ではないとしつつ、事業期間が限られているお台場の地での運営は、開業を優先し、営業しながらコンセプトやサービスのテストを重ねて他拠点展開に繋げていく場として位置付けています。

オープンに向けて、プレオープン体験者のフィードバックを踏まえ、走行中にラップタイムを確認できるディスプレイを設置したり、場内に自動販売機やウォーターサーバーを設置したりしました。

体験者のうち、カート体験者は3〜4割程度で、残りの半分は初めてカートを体験するユーザー、そしてもう半分はインバウンド客だったそう。国内需要については、お台場の近隣顧客も多かったそうで、終業後の会社員がスーツ姿で運転するなど、都会にサーキットを置くイメージ通りの絵が見られたと喜びを見せました。

関連記事

今後は貸切やパッケージプランも展開

料金について、レース場としては相場の2〜3倍ですが、「時間帯やアクセスを考えると高いとは思っていない」という認識。地方のカート場とは固定費が異なるとしつつ、圧倒的な立地の良さを強みとして交通費や移動時間消費を踏まえると格安だと指摘。他のエンターテイメント施設もベンチマークとした価格設定になっています。

今後は、レースプランのパッケージを展開する予定。貸切も対応を行なっていきます。

広告

全国展開の足がかり

全国展開の足がかりとして、ひろしまモビリティワールドに「シティサーキット」ブランドで展開を発表済み。さらに全国、世界展開を見据えています。

全日本選手権が開催できる規模の施設を各地に展開し、新規ユーザーに向けてカートの原体験を提供して、裾野を広げる施設を目指しています。

グランドオープンから整備されたチケットシステムでは、レースの記録などを保存可能。スコアに応じてランク付けされ体験内容が変わっていきます。システムは広島など他地域のシティサーキットでも共通基盤になる予定で、広島のランクがあれば東京ベイを訪れても高ランクで体験できるといったことも可能。「広島のスコアトップが東京ベイにやってくる」といった道場破り的イベントの構想も披露しました。

3月のフォーミュラGTに連携を模索

シティサーキット東京ベイは、お台場のMEGA WEBなどの跡地にオープン。向かいには旧ヴィーナスフォートがあり、イマーシブ・フォート東京が3月1日(金)にオープン予定です。

その3月には、お台場でフォーミュラGTの開催が予定されています。F1側と東京都側の両者がフォーミュラGTに合わせてイベントを行う予定で、シティサーキットとしても両者と関わるイベントを模索中。既にフォーミュラ側とも何度も会って話をしているそうで、何らかの関連イベントを行いたいと意欲を見せました。

広告

「モビリティの総合エンタメ施設」を目指す

シティサーキットが目指すのは、「モビリティの総合エンタメ施設」。あえてトモスの名を冠さないことで、トモスやトヨタの色を消し、あらゆるメーカーにも門戸を開き、カートに限らず、モビリティの場として活用を目指しています。

プレオープン中には、車椅子のユーザーが来場し、カートを体験したそう。優先駐車場を用意していたものの、車椅子ユーザーがグループで来場することは想定外だったそうで、応急的に従業員駐車場などに案内しつつ受け入れたとのこと。車椅子ユーザーにもカートを体験してもらえたことで、モビリティの総合エンタメ施設としての自信を深めたそうです。

将来的には、シミュレーターやスマホからも遠隔操作で実際のカートを動かせるようにして、ハンディキャップを乗り越えたカートレースを実現したいと展望を示しました。

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
関連記事

関連記事

「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」レンタルカートに新しい楽しみを生むEVカートとコース実走レビュー

都市型EVサーキット「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」充実した施設を紹介

老舗レーシングチーム・トヨタオフィシャルチューナー、トムスが手掛ける都市型EVサーキットとその展望

最新記事

ハウステンボス限定 タンテ・アニーの秋フレーバー「栗のフレッシュチーズケーキ」を販売

2024/10/13

本格ホラーのイマーシブシアターを毎日開催 イマーシブ・フォート東京初のシーズンイベント「イマハロ」

2024/10/12

JTBがUSJ貸切「プレミアムナイト」参加プランを発売 「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」も貸切営業

2024/10/11

リラックマ&すみっコぐらしのイルミネーションが登場 さがみ湖イルミリオン「サンエックスキャラクターズイルミネーション」

2024/10/10

ハウステンボスのホラーメイズが2倍にリニューアル「ミッション・イン・サイレンス~呪われた人形~」

2024/10/09