「富士飛行社」富士急ハイランドって実はテーマ意識強いよね?

2020年8月20日 中野キュー

テーマパークのアトラクションに通ずる、ストーリー構成だったり、動線だったり、雰囲気だったり、「あっ、テーマパークっぽいなー!」って感じる瞬間ありませんか?別にアトラクションやショーにかぎった話ではなく、例えばレストランだったり、交通機関だったり、ほんとにいろんなシーンで。

今回からお届けする中野キューの連載は、そんな「テーマパークっぽさ」を感じることのできるアトラクションを皆さんにご紹介したいと思います。

記念すべき第一弾は、富士急ハイランドの人気アトラクション「富士飛行社」です。

ワクワクの始まりはキューラインから

2014年7月18日に開業した「富士飛行社」は当時国内には無かった、足ブラスタイルでのフライトシュミレーターです。

アトラクションの建物に入ってすぐ、キューラインから体験が始まります。ここがテーマパークっぽさポイントの一つ目です。アトラクションに乗るだけでなく、乗るまでの過程も体験の一部として演出されています。

例えば「富士飛行社」では、富士五湖周辺の遊覧飛行を楽しむという本編に合わせて、キューラインではフライトに関するアナウンスが流れています。この演出によって、これから体験するのは、乗り物としてのフライトシュミレーターではなく、「富士飛行社」という航空会社が提供する富士五湖の遊覧飛行になるのです。お客様を、ただ待たせるのではなく、待つという体験からすでにアトラクションの一部にしてしまうこの手法こそ、テーマパークっぽさと言えるのではないでしょうか。

また、「富士飛行社」のキューラインには、面白おかしい会社の年表や、会社紹介のビデオが流れているので、こちらにもぜひ注目を。

プレショー構造が◎

ひとつ前の回が運航されるさなか、次の回の案内が始まり、プレショーエリアへ案内される感じもテーマパークっぽさを感じられるポイントの二つ目としてあげたいと思います。これは混雑具合にもよるので必ずしもみられるわけではないが、そもそもプレショーがあるという事実にワクワクします。

気になるプレショーの内容ですが、これまたユーモア満載で、なおかつ航空会社としての設定が生きてくる内容であり、この後体験する本編の味を引き立てる良きわき役になっていると思います。乗車前のご案内も兼ねているのでもちろん注意事項のようなまじめな内容も含まれるのですが、ついつい見ていたくなるつくりに感服です。

いよいよフライト

プレショーが終わると、いよいよ乗り場に案内されるのですが、この乗り場の雰囲気もテーマパークっぽい魅せ方に認定したいと思います。三つ目ポイントです。

具体的には、出発前のアナウンスです。このアナウンスが、ただ出発を伝えるのではなく、フライトという設定を生かしたものになっているのです。これはただの遊園地の乗り物ではなく、テーマに基づいたアトラクションなんだぞという強い意志を感じます。

もちろん本編も最高です。美しい景色に、美しい音楽、心行くまでお楽しみください。

富士急ハイランドって実はテーマ意識強いよね?

これは、遊びに行くたびに感じるのですが、富士急ハイランドって、2000年以降のアトラクションほとんどがテーマありのアトラクションなんですよね。遊園地全体として、一つのテーマを目指しているかはわかりませんが、確実に個々のアトラクションはテーマをまとっています。

そんな意識の中、最近ではジェットコースター一辺倒ではなく、多様なアトラクションを導入するようになってきた富士急ハイランド、今後ますますテーマパークっぽい体験が増えていくのではないでしょうか。

 

今回ご紹介したアトラクション

名称:富士飛行社

開業:2014年7月18日

定員:40人

所要時間:7分15秒

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。

-