マリオカートが持つ“競争性”と“家族で楽しむ”エリア造り

2021年6月27日 あとなび

2021年3月31日に20周年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパン。

その2週間前には新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンしました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの展望、新エリアのこだわりを、関係者へのインタビュー・取材から探ります。

クッパと戦い、仲間とも戦う

スーパー・ニンテンドー・ワールドのコンセプトは、ゲームの世界を完璧に再現し、ゲストがマリオになりきれること。

合同会社ユー・エス・ジェイ マーケティング コミュニケーション部 山本歩部長は、「空間だけでなく、アトラクションも世界最高のものを用意させていただきました」と語ります(以下「」内同氏)。

『マリオカート〜クッパの挑戦状〜』は、マリオの仲間になって、クッパとマリオカートで戦うライドアトラクション。

製作に6年かかったという、世界最新のライドです。

従来のアトラクションとの差異として、“競争性が高い”ことが特徴。

「ゲームじゃなくて、カーソルじゃなくて、実際のライドに乗って、体感しながら、あの空間を疾走できる」ことを実現するために、ゲームの楽しさの中からテーマパークに導入したものが“競争性”です。

ゲームの中でクッパと戦い、さらに一緒に走った仲間たちとも戦うことができます。

「空間は完璧にできていて、造形物があって、そこにプロジェクションマッピングがあって、さらにAR、仮想現実があって、まさに自分の目で見た時に、あのゲームの世界で自分がレースをしているような、そういう感覚を世界最新のテクノロジーを使って楽しんでいただけるということになっております」

ファミリーに必要だった“競争性”

最新アトラクションに対して、競争性に重きをおいたのは、ファミリーで楽しめるというポイントにあります。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは今まで「どちらかと言うと若い女性とかティーンとかに対してめちゃくちゃアピールした」としていますが、そこにファミリーをプラスするためには、マリオという35年親しまれているIPの力が重要でした。

親が小さい頃から遊んでいて、今の子供まで「みんなが楽しんで今も楽しんでいるゲームを中心にしながら、ここでファミリーの場というか家族の交流というのができる」エリアになっています。

そこには、従来のアトラクションにおいて「ファミリーで親と子供が真剣に勝負するアトラクションってなかなかない」という課題がありました。

ストーリーとしてクッパと戦いつつ、さらにコイン集めとして友達同士や親子同士、そしてハイスコアと戦うことができるアトラクションになりました。

さらに小さな子供が楽しめるアトラクションとして『ヨッシー・アドベンチャー』も用意しました。

こちらは平和的なアトラクションながら冒険心もあり、エリア全体を見られる景色も良く、競争ではなく大人から子供まで楽しめるアトラクションです。

 

スリルではなく競争性を与えることで「欲しかったターゲットをさらに強化してくれるエリア」としての機能も持った新エリアとなりました。

©︎Nintendo
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。

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