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いよいよディズニー100周年が開幕 まさかのプーが担当した100周年のメッセージ

2023年1月29日 プーや

新連載「プーやが見るDisney100」
2023年でウォルト・ディズニー・カンパニーは創立100周年を迎えます。世界のディズニーパークが迎えるアニバーサリーの1年間を見ていきます。
初回は1月27日にスタートした、ディズニーランド・リゾートの様子。

カリフォルニア ディズニーランド・リゾートでは、ディズニー創立100周年のイベントを、2023年1月27日から開催します。

豪華なデコレーションで100周年が開幕

ディズニー100周年がいよいよディズニーランド・リゾートでスタートしました。2022年9月のD23 Expoでキックオフが行われ、ディズニー映画では11月末『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』より冒頭のディズニーロゴが100周年バージョンに。

各所じわじわと始まっていた感じでしたが、パーク部門がついに参戦しました。まずはアナハイムからスタートし、他パークでも順次予定されています。

アナハイムは2本のナイトショーが予告されていましたが、それより想像以上に豪華なデコレーションから展開。パーク外のBGMも歴代ディズニーパークソングが流れ、バナーにはディズニーの歴史が書かれ、なかなかの凝りっぷりです。

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新アトラクションも100周年に寄り添った

「ミッキー&ミニーのランナウェイ・レールウェイ」
Qラインにはミッキー展を開催。『ミッキーの王子と少年』の衣装に「ミッキーマウス クラブハウス」のトゥードルズまで

さらに「ミッキー&ミニーのランナウェイ・レールウェイ」もオープン。トゥーンタウンのリニューアルに先駆けてオープンしましたが、アナハイム版の特徴である、Qラインのミッキー展示が、ミッキーの歴史にディズニー過去作のパロディに。非常にDisney100との相性が良い内容になっており、このタイミングでのオープンがぴったりです。

アナハイムの1リゾートだけでDisney100が一気に始まった感が出てきて、やはりゲストとの接点としてパークの影響力の強さを感じさせます。

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両パークで100周年ナイトショーがスタート

ワンダラス・ジャーニー

ディズニーランドの花火は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが贈ると銘打った内容の「ワンダラス・ジャーニー」がスタート。アニメーションスタジオによるショーという形式は初めてでしょう。

『白雪姫』から『ウィッシュ』まで、すべてのウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品が登場します。グーフィーや『風車小屋のシンフォニー』など、長編アニメーション以外のシーンも出てきました。

「ワールド・オブ・カラー – ワン」
アベンジャーズ・アッセンブルでぶち上がるシーン

それに対して「ワールド・オブ・カラー-ワン」は、ピクサーやマーベル、スター・ウォーズも含めたディズニー作品の100年という棲み分けが行われています。

これらのの内容から浮かび上がってくるのは、Disney100が全社横断の全世界的な超大型セレブレーションであるために、テーマが「とにかくめでたいから祝おう」みたいなふわっとした内容なことです。

フィナーレ担当はまさかのプー

どちらのショーも100年間で紡いできた歴史を出しまくることがメインで、あまりメッセージを語らないのが印象的です。

そんな中、「ワンダラス・ジャーニー」で唯一メッセージ担当になったのが、まさかのプー。正確にはプーではなくプーと話すナレーターさん。こんなに良いポジションをプーが担当したことが100年の歴史であったでしょうか。

プーのシーンは、『くまのプーさん 完全保存版』の最終章で、プーが「さよなら?やだよ、1ページに戻って初めからやり直そう」というシーンを使用しています。ナイトショーの構成としては、フィナーレ直前で良いメッセージを投げかけ感動するシーンですが、今回はプーのぼんやり発言で笑いが起きるシーンになっています。

「ワンダラス・ジャーニー」では、アニメーションの原画をめくるように最初のページに戻ることをプーが主張するようになっており、アニメーションとショーをうまく繋いだ表現でしょう。それに対して、ナレーターが、未来へと進もうというメッセージを発していきます。

過去に戻ることは、ディズニーのメッセージとしてはネガティブになりがちですが、プーがぼんやり言うために、ポジティブなイメージをも含んでいます。そして、Disney100のリゾート全体が100年間の歴史を振り返りまくっていて、プーの言う通りになっています。

でもそれが後ろ向きに思えないのは、ディズニーがずっと未来に進むことを表現し続けてきたから、その積み重ねの歴史を見ること自体が未来を夢見ることを感じさせるからでしょう。

あえて100周年ならではのメッセージを打ち出すのではなく、100年間の積み重ねをそのまま受け取るようなアニバーサリーのスタートに感じます。

©Disney
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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