富士急ハイランドに、大型コースター「ZOKKON」が、2023年7月20日(木)にオープンします。
バイク型コースターということで、上海ディズニーランドの「トロン・ライトサイクル・パワーラン」と比較する声も多いコースター。ライド形状を見比べてみましょう。
富士急初のバイク型コースター
「ZOKKON(ぞっこん)」は、富士急ハイランド初登場のバイク型コースター。バイク型のライドに乗り込んでハンドルを握りしめ、右に左に駆け巡り、全身で風を感じる“爽快MAXコースター”です。
2名×7列の14名乗りライドで、リニアランチ方式による4回の加速や、旋回、逆走などが楽しめます。
ディズニーパーク最速「トロン・ライトサイクル・ラン」
上海ディズニーランドでは2016年の開園当初から、バイク型コースター「トロン・ライトサイクル・パワーラン」がオープン。フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジックキングダムには「トロン・ライトサイクル・ラン」として2023年4月4日にオープンしました。
映画『トロン』『トロン:レガシー』をテーマにした、トゥモローランドのアトラクションで、最高スピードは約95km/hと世界のディズニーパークのコースターで最速を誇ります。
ライドの違いは?
「ZOKKON」と「トロン・ライトサイクル・ラン」は、どちらもバイク型コースター。1編成2名×7列で、14名乗りも共通しています。また、ライドが光るのも共通した特徴です。
「トロン・ライトサイクル・ラン」は、スタートからリニアで一気に加速し駆け抜けます。コースは屋内からスタートし、一気に屋外エリアへ、さらに屋内エリアに再突入していきます。
「ZOKKON」もリニア加速で、途中にトンネルを通過するコースも。加速は途中で3回あり、逆走シーンもあります。
大きな違いは、座り方。「トロン・ライトサイクル・ラン」は、前傾姿勢で乗車し、上半身をライドに預ける形になります。セーフティバーが背中を抑えてくることが特徴です。
一方「ZOKKON」は、公式サイトで公開されているライド写真を見ると、セーフティバーが体の前にあり腰を抑える形です。通常のジェットコースターと同様の形式で、座ってコースターを楽しみます。
鈴鹿サーキットにもバイク型コースター
日本では、鈴鹿サーキットにもバイク型コースターアトラクションがあります。2020年3月1日(日)にオープンした「GPレーサーズ」。日本初のバイク型コースターです。
「ZOKKON」が2名×7列の編成なのに対し、「GPレーサーズ」はタンデム型の2人乗りライドです。縦2人乗りのライドながら、レールが2本走っており、隣のライドとレースをしている気分が楽しめます。
「GPレーサーズ」は、背中側にセーフティバーがある形式です。コースは巻き上げ式で、最高部から一気に落ち、最高約50km/hの速さで駆け抜けます。
3つとも異なるライド型でそれぞれの特徴を持ったバイク型コースターです。