よみうりランドに、宇宙をテーマにした新エリア「SPACE factory(スペースファクトリー)」が2021年11月12日(金)オープン。メイントラクション「リポビタンロケット☆ルナ」のコースターとしての魅力に迫ります。
宇宙を舞台に“ものづくり”を体感
2016年にオープンした、“ものづくり”を体感できるエリア「グッジョバ」。従来の遊園地と異なり、「能動的に参加し学べる」をキーワードにしており、これまでにないエンターテインメント性溢れるアトラクションに乗って楽しみながら“ものづくり”を知ることができる新しいエリアです。
これまで、自動車、食品、ファッション、文具の4業種からなるfactoryで構成されていましたが、宇宙をテーマにした新エリア「SPACE factory」がオープンしました。
「SPACE factory」はリポビタンDの大正製薬とコラボレーションエリア。エリア全体が大正製薬の栄養ドリンク剤「リポビタンD」をテーマとし、宇宙を舞台に楽しみながら“ものづくり”を体感できます。
ストーリーやゲームも楽しめる“コースター型ファンタジーライド”
リポビタンDの製造工場と宇宙旅行を体感できるコースター型ファンタジーライド「リポビタンロケット☆ルナ」。コースター型ながらファンタジーライドと名がついているのが特徴で、スリルだけではなくストーリーも楽しめます。
時は2182年、未来の地球と宇宙でファンタジーは繰り広げられます。「リポビタンマン」と一緒に地球にあるリポビタン工場でリポビタンDを作り、ロケットに乗って宇宙に向かいます。月にも工場があり、みんなのアイドル「リポビタンガール」が月の環境を生かした新薬開発を行なっています。なんだか元気のない「リポビタンガール」、原因はネガティブな言葉で元気を奪う疲れのモンスター「ダリー」でした。「ダリー」を倒すために、「リポビタンマン」は元気を届けるためにリポビタンDを製造し、月に届けに向かいます。
また、参加型施設である「グッジョバ」らしさも取り入れられ、進行に合わせて参加型のゲームもあります。ゲームの結果によってエンディングが変わるマルチエンディング型のコースターです。
コースター初心者にもおすすめの浮遊感
「リポビタンロケット☆ルナ」は日本初、左右だけではなく前後にも揺れるスイング式吊り下げ型コースターです。この揺れのおかげか、全体的に落下浮遊感抑えめな体感に仕上がっており、コースター初心者にもおすすめできる乗り心地です。
宇宙を表現する高尚な空間演出
「リポビタンロケット☆ルナ」の大部分は、屋内を走行します。
屋内型コースターというと、限られたスペースに造られ、狭い空間を走り抜けるイメージが強いかと思います。しかし、「リポビタンロケット☆ルナ」は限られたスペースながら、様々な工夫により広々とした空間演出を生み出しています。これにより、工場や宇宙空間といった広大なスペースの世界を表現しています。
宇宙到達時に一部屋外を走行することで、開放感を生み出している他、映像や照明による宇宙空間らしい演出、造形物による演出も加わり、高尚な空間演出となりました。
乗り心地は「リポビタンD」のような爽快感
「リポビタンロケット☆ルナ」は、ドイツメーカー「ゲルストラウナー」による設計で、他にないオリジナルのコースレイアウトです。伝説のコースター設計士、アントン・シュワルツコフと共に働いていた「ゲルストラウナー」の創業者による設計故か、シュワルツコフカーブ(シュワルツコフの設計した心地の良いカーブドロップ)を感じさせるような爽快なループの数々に、乗車後は「リポビタンD」を飲んだような爽快感に満たされます。
「グッジョバ」らしい体験要素と「リポビタンD」らしい爽快感が合わさったコースター型ファンタジーライド。国内で新たな大型ライドが設置されることが少ない昨今、攻め続けるよみうりランドの姿勢に感服です。