富士急ハイランド「ドドンパ」が進化 1.56秒・69mで時速180kmの新型コースター「ド・ドドンパ」

2021年8月21日 あとなび

富士急ハイランドに「ド・ドドンパ」が、2017年7月15日(土)にオープンしました。

この世のものと思えない衝撃的な加速度に

600kg軽い新車両で加速度を追求

2001年12月に、スタートからわずか1.8秒で時速172kmに到達するという、驚異の「加速力」と「スピード」を体感できるコースターとして登場した「ドドンパ」が、2016年10月より営業休止。

“もっと速さを極めたい”という想いから、さらなる進化を遂げ、「ド・ドドンパ」になりました。

リニューアルにあたり、ギネス世界記録を保持している圧倒的な「加速力」をさらに追求。

車両構造の見直しにより、従来よりも600kg軽い新車両を導入しました。

“ループ”の誕生で「エアーランチ方式」をフルパワーで体感

「ドドンパ」の発射の仕組みは、タンクに圧縮空気を貯め、ライドを一気に押し出してスタートする世界で唯一の「エアーランチ方式」を用いています。

しかし、これまでフルパワーでライドを押し出していませんでした。

これは、富士急行株式会社の堀内社長によると、「旧ドドンパのコースに存在していた“垂直ループ”頂上で発生するマイナスGが人体へかかり過ぎてしまい、首が飛ぶなど悪影響を及ぼす危険性があった」ため、本気を出していなかったとのこと。

「ド・ドドンパ」では、52mあった“垂直タワー”を“ループ”に変更。

“ループ”が発射時の爆発的な加速力を受け止められるようになり、「エアーランチ方式」をフルパワーで堪能できるようになりました。

これにより、1.56秒、69mで時速180kmまで加速するという、他では味わうことのできない加速力を体感できる進化を遂げました。

緻密な計算で生み出される、この世のものと思えない感覚

実際に乗車すると、最高速度としては従来の「ドドンパ」と8km/hしか変化はありませんが、発車後、視界に流れる景色がまるで走馬灯のように猛スピードで流れ、人生で体感したことのない、この世のものと思えない感覚に襲われます。

ちなみに、“垂直タワー”の旧「ドドンパ」は、「開業以来140万回の運行のうち、2回“垂直タワー”の頂上で停止したことがある」とのこと(富士急行 堀内社長)。

これについて「コンピュータ制御により、綿密に制御されているが、突風などにより、登りきれず、偶然頂上で止まってしまったが、そこからもスタートできるようになっており、今回の“ループ”でも同じことが起きても大丈夫なように、頂上からスタートできるようにした」とのことです。

「ドドンパ」、「ド・ドドンパ」共に綿密に計算され、走行中も様々なシステムによって、日々走り抜けていることがわかります。

世界最大級のループでGの入れ替わりを堪能

爆発的な加速力を持ってスタートするループを受け止めるために生まれた直径39.7mのループは3.75Gを体感。

天地逆さまの状態で地上49mの地点にある頂上を通る瞬間はなんと、時速30kmまで減速。

このまま止まってしまうのではないか、という感覚に襲われます。

ループに突入した瞬間の、思わずハーネス(安全バー)をキツく握ってしまうGの体感、病みつきになります。

雄大なコースレイアウトに酔いしれる

富士急ハイランドの広大な敷地をフル活用したコースレイアウト。

スタート直後のファーストドロップは小規模ながら、完全に無重力を体感できるゼロGフォール。

スタートの衝撃に続く、壮大なスケールの浮き感を全身で体感しましょう。

遠心力で体が真横に向いた状態で大きくターンする大カーブなど、ループ以外にもメリハリのあるコースレイアウトとなっており、全てにおいて大胆な走行を楽しめます。

乗るたびに、乗車人数や体重などで変化するブレーキングにも注目です。

69mで時速180kmの衝撃を動画で

手ブレ等、お見苦しい部分もありますが、「ド・ドドンパ」をノーカットでお届け。

ループを登りきった後の浮遊感、たまりません。

ド・ドドンパ
所要時間:約1分
乗車定員:8名
コース全長:1244m
最高速度:スタート1.56秒で時速180km
ループ直径:39.7m
ループ高さ:地上約49m

※この記事は2017年7月にコンフェティに掲載した記事の一部構成を変更し、再公開したものです。

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。