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“マリオになりきる” 任天堂 宮本さんとUSJの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」世界観へのこだわり

2021年4月18日 あとなび

2021年3月31日に20周年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパン。その2週間前には新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンしました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの展望、新エリアのこだわりを、関係者へのインタビュー・取材から探ります。

コンセプトは「等身大のマリオになりきる」

スーパー・ニンテンドー・ワールドのコンセプトは、等身大のマリオになりきるということ。マリオは、何度も戦い、何度も立ち上がり、何度もチャレンジするキャラクターです。ゲストを不死身で元気でどんどん前に進むマリオになりきらせるため、ゲームの世界を完璧に再現しようと、任天堂と協力してエリアを作り込みました。

そのこだわりは、土管をくぐった先のファーストビューに凝縮されています。

「最初の土管をくぐってファーストビュー、最初の景色というのを十分に楽しんでいただきたいなと思います」(合同会社ユー・エス・ジェイ マーケティング コミュニケーション部 山本歩部長、以下「」内同氏)

そして、等身大のパックンフラワーや等身大のクッパが目の前に現れて、「おぉマリオになるとこんな気分なのか」とゲストが感じられる世界観作りにこだわっています。

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宮本さんのこだわり

そのこだわりは、任天堂からの高いクオリティ要求にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが応えて実現したもの。

任天堂株式会社代表取締役フェロー“マリオのお父さん”こと宮本茂さんが自らエリアに赴き、彼自身のクリエイターとしての妥協を許さない姿勢で、エリアのクオリティを高めていったそうです。

「宮本さんはいろんなギミックやゲームとかもそうだったんですが、いろんな細かい仕掛けとか大きなコンセプトもそうですし、隅々まで非常にこだわる方なので、実はいろんな視点で見ると、子供の視線で見ると何か隠れてるとか、何か持っていると何か見つかるとか、そういうのがいっぱい仕掛けがあって、そういうところを詰めていくっていうところが彼のこだわりなんじゃないかな」

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コンテンツをアトラクション化するUSJの経験

パーク20年の歴史で初めてのゲームの世界をテーマにしたエリアですが、ゲームの世界をテーマパークに作り上げるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの技術は、例年行われている『ユニバーサル・クールジャパン』の経験も役立っていたそうです。

「様々なコンテンツをアトラクション化するというところはある程度の経験がありますので、その経験はスーパー・ニンテンドー・ワールドに生かされているんじゃないかとは思います。うちの場合は本当にいろんなものがあって、いろんなものに対応しなきゃいけないので、そういうキャパシティというのはUSJの特徴なんじゃないかなという風に思いますね」

 

あらゆるものをテーマパークに落とし込む技術を持つユニバーサル・スタジオ・ジャパンだからこそ実現できた、徹底的なゲーム世界のテーマパーク化。

次回は、宮本さんのこだわりでもあった、親子で楽しめるエリア設計、やりこみ要素や発見できる仕掛けを探ります。

©︎Nintendo
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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