ジャングリアが、沖縄北部に2025年オープンします。2023年11月27日(月)に都内で行われた記者会見では、詳細の情報も一部明かされました。
恐竜アニマトロニクスのライドアトラクション
ジャングリアの敷地面積は約60ha。東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンより一回り大きい面積です。
中でも目玉のアトラクションは、装甲車に乗り込むライドアトラクション。装甲車でジャングルを巡っていると、肉食恐竜に遭遇。恐竜から逃げるアトラクションです。
パークを手がける刀の森岡CEOは、「どこかのパークにジュラシックパークのアトラクションがありますが、あれはあれで大変素晴らしいものだと思いますが、あんなもんじゃございません」とアピール。
最新鋭のアニマトロニクスを使用した恐竜に襲われる、スリリングな冒険アトラクションになるそうです。パークの鳥瞰図を見ても、恐竜が描かれたライドルートが大きな面積を占めていることがわかります。
他にも、本物の気球に乗って沖縄の自然を見られるアトラクションや、ジップラインを使ってジャングルの上で大空を飛んでいるかのような体験ができるアトラクションなどが登場します。
ショーを公演
パーク内ではエンターテイメントも公演予定。ダンサーなどの雇用募集も始まっています。
会見では具体例として夜のショーを例示。大自然の中で最高のスペクタキュラーを楽しめるナイトエンターテイメントを計画していると明かしました。コンセプトムービーやアートでは、ジャングルの空に上がる花火も描かれています。
ホテル無し、半日〜2日程度の滞在時間
ジャングリア内に宿泊施設の建設は予定されていません。将来的な拡張用地を利用したホテル展開の可能性は残していますが、開業時に宿泊施設はなく、周辺のホテルとの連携を模索しているとのことです。
ホテルがないということで、滞在時間は少なくとも半日程度を想定。
現在、沖縄北部を訪れても美ら海水族館などしか目的がなく、日帰りで南部に戻る観光客が多い状況。その層に向けて、ジャングリアで半日程度の滞在を加える体験になりそうです。
一方で、パーク内には数十のアトラクションが登場予定。周辺で宿泊し、丸1日〜2日程度の滞在をする客層を増やしていくよう計画しています。
また、沖縄在住でいつでも来られる層と、滅多に来られないインバウンド層では、一般的に滞在時間が異なります。オープン当初は沖縄や日本国内など比較的近い距離の客層を狙い、インバウンドへと拡大していくシミュレーションを行なっており、滞在時間もそれに伴い伸びていくようです。
パーク内の体験内容としては、1日では遊び尽くせない体験価値を設計しているとしています。
チケットはワンデーパス制
チケットはワンデーパスなど、入場するとアトラクションなどを自由に体験できるパスポート制を予定。
個別料金でより高い価値を体験できるプレミアムチケットのような形も検討しています。