京都水族館は、2022年3月14日(月)で開業10周年を迎えました。
10年間で1,200万人が来館
2012年3月14日(水)に開業した京都水族館は、10年間で延べ1,200万人以上が来館しました。
京都市内初の内陸型大規模水族館として京都市民の憩いの場所「梅小路公園」内に開業。“水と共につながる、いのち。”を展示コンセプトに、京都の鴨川に生息するオオサンショウウオをはじめ、イルカやペンギン、アザラシのほか京都の希少生物など約250種15,000点を、水といきものが循環する流れを再現した構成で展示しています。
10年間の歩み
2012年(開業)
京都水族館 グランドオープン(3月)
累計入場者数が250万人突破(12月)
「ケープペンギン」雛の人工育雛のようすを公開(12月)
2013年(1周年)
「ミナミアメリカオットセイ」赤ちゃん誕生(3月)
京都府天然記念物「オヤニラミ」産卵、孵化に成功(3月)
「京の里山教室」始動(4月)
2014年(2周年)
ペンギン44羽、京都の通り名にちなんだ名前を決定(3月)
2年連続「ミナミアメリカオットセイ」赤ちゃん誕生(6月)
「タンゴスジシマドジョウ」の繁殖に国内で初成功(6月)
累計来場者数が500万人を突破(12月)
2015年(3周年)
京都市動物園、京都府立植物園との3園館連携事業を始動(3月)
3年連続「ミナミアメリカオットセイ」赤ちゃん2頭誕生(6月)
2016年(4周年)
開業4周年記念リニューアル「京の海」が誕生(4月)
夏限定特設エリア「ゾウガメパーク」が新登場(7月)
4年連続「ミナミアメリカオットセイ」赤ちゃん2頭誕生(7月)
2017年(5周年)
開業5周年記念「さあ、ごはん!」をスタート(2月)
夜8時までの延長営業「夜のすいぞくかん」スタート(4月)
6年連続「ケープペンギン」雛誕生(11月)
2018年(6周年)
9月9日を「オオサンショウウオの日」として認定(4月)
公式Twitterのフォロワー数が30万人を突破(5月)
劇場型の新イルカパフォーマンス「ラ・ラ・フィンサーカス」開始(7月)
2019年(7周年)
「ペンギン相関図2020」を展示(10月)
ルカを見ながらリラックスするプログラム「海豚瞑想」期間限定で実施(11月)
2020年(8周年)
コロナ禍による、107日間の臨時休館(2月~6月)
臨時休館中の「無観客イルカパフォーマンス」Twitterライブ中継に200万回以上の視聴者数を記録(5月)
クラゲ新展示エリア「クラゲワンダー」公開(7月)
イルカの新パフォーマンス「YEAH!!」始動(7月)
2021年(9周年)
小学生対象の「出張授業」を初のオンライン開催(1月)
ハンドウイルカの「キア」が初の出産(8月)
参加型ライブ水族館「まいにち水族館」開始(9月)
2022年(10周年)
「10周年Year」を2022年3月14日(月)~12月31日(土)の期間、開催。
10周年の挨拶&お祝いコメント
京都水族館 館長 松本 克彦
おかげさまで、私たち京都水族館は本日、開業10周年を迎えました。
この間、天候や季節を問わず足をお運びいただいた1,200万人以上ものお客さまにスタッフ一同心から感謝を申し上げます。また、オオサンショウウオをはじめとするいきものの展示や、さまざまな企画、活動にご理解賜り、折に触れてご指導ご鞭撻いただいた産官学各領域の方々のご支援ご協力に、合わせて御礼申し上げます。周囲の山、森林、川とともに発展し日本が誇るべき文化が受け継がれている京都の地で、この先の未来も、地域の方々に愛されご期待に添える水族館でありたいと思います。開業から培った経験、知見そして関係各所とのネットワークを糧に、生物多様性の保全、教育および憩いと癒しの場づくりに一層邁進しますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
京都市長 門川 大作
京都市初の本格的な水族館として、また、日本初の内陸型大規模水族館として開業された京都水族館が、10周年の節目を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。
貴水族館は、「水と共につながる、いのち。」をコンセプトに、様々な多彩ないきものの展示や触れ合いの場の創出、里山の再現などを通じて、自然やいのちの大切さを学ぶことのできる機会を提供し続けておられます。さらに、創意に富んだ数々のお取組を展開され、地域にも、観光客の皆様にも愛される施設へと成長されました。
子どもたちがいのちに触れることで、その大切さを実感し、環境への意識も高まります。また、多くの人に笑顔と元気を届け、地域活性化にも多大な御尽力を賜っていることに、改めて御礼申し上げる次第です。
貴水族館をはじめ、JR「梅小路京都西駅」、京都市中央市場、商店街、寺社、大学など、多彩な魅力が集積する京都駅西部エリア。コロナ禍の影響が続く中ですが、本市では、このエリアの活力が京都全体の賑わいにつながるよう、力を尽くしてまいります。
結びに、京都水族館の今後ますますの御発展、並びに関係者の皆様の御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げます。
京都市教育長 稲田 新吾
開業10周年を心よりお慶び申し上げます。開業以来、京都市の子どもたちに大好評の移動水族館「クラゲSTUDIO」や、オオサンショウウオから学ぶ環境学習の出張授業など、いのちの尊さや自然環境を身近に感じ、興味関心を高める多彩な活動を展開いただいていることに、改めて深く感謝申し上げます。京都の豊かな自然環境と、それに支えられた暮らしや伝統・文化を今後も継承していくためには、子どもたち一人一人が生物多様性の大切さを認識し、行動につなげることが重要であり、京都水族館様との連携は大変心強い限りです。今後とも、さまざまなご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
京都大学名誉教授・京都大学野生動物研究センター特任教授 幸島 司郎
開業10周年おめでとうございます。京都水族館さんとは、設立時の専門家委員会以来のお付き合いです。開業に際しては、イルカ問題などを理由に反対する声もありましたが、イルカ施設の改善や、オオサンショウウオをはじめとする地域の生物の展示など、動物福祉や環境教育への貢献に真摯に取り組まれた結果、今では多くの皆さんに愛される水族館になられたことを大変嬉しく思っています。今後のますますのご発展を祈念しております。
京都・梅小路みんながつながるプロジェクト 代表、西日本旅客鉄道株式会社理事 近畿統括本部京都支社長 若菜 真丈
京都水族館の開業10周年を心からお慶び申し上げます。
貴館では開業以来、「京都のみなさまに愛される水族館」をキーワードに、地域の賑わい創出や回遊性の向上など、エリアの活性化のためにご尽力をいただき、深く感謝いたします。今後もエリアの活性化に向けて、引き続きお力添えをお願いいたしたく存じます。
貴館のこれまでの取組に敬意を表するとともに、今後のさらなる発展を心からお祈り申し上げます。