ディズニー映画『ホーンテッドマンション』に登場する「ハットボックス・ゴースト」。印象的なゴーストですが、カリフォルニアのディズニーランドにしかいないゴーストです。日本では会えないハットボックス・ゴーストには、ファンから愛される理由がありました。
映画版の悪役ハットボックス・ゴースト
公開中の映画『ホーンテッドマンション』。同名のアトラクションを実写映画化した作品で、マダム・レオタやヒッチハイクゴーストなど、アトラクションの有名なゴーストたちが登場。伸びる天井や無限に続く廊下といったシーンも再現されています。
アトラクションのモチーフがいっぱいの作品の中で、ヴィランとして登場するのが「ハットボックス・ゴースト」です。ジャレット・レトがモーションキャプチャで演じています。
ホーンテッドマンションのゴーストの1人
ハットボックス・ゴーストには、カリフォルニアのディズニーランドで出会うことができます。ホーンテッドマンションの屋根裏部屋のシーンで、シルクハットを被って杖をつき、片手に箱(ハットボックス)を持っているゴースト。
ふとゴーストの頭が消えると、箱の中に頭が頭が移動しているというゴーストです。
ハットボックス・ゴーストの歴史
オープンから数ヶ月で撤去
ハットボックス・ゴーストは、カリフォルニアのディズニーランドに「ホーンテッドマンション」がオープン1969年から存在していました。仕掛けはシンプルで、照明を使ったトリックなのですが、実際にゲストを入れてアトラクションが稼働すると、様々な光の関係で、ハットボックスゴーストの仕掛けが上手く見えませんでした。そのため、わずか数ヶ月で姿を消しました。
45年ぶりに復活
オープンから数ヶ月で姿を消したゴーストとして、ハットボックス・ゴーストはファンの間で伝説的な存在に。そして、ディズニーランド60周年を記念して2015年に復活。
約45年ぶりに、ハットボックス・ゴーストがホーンテッドマンションに帰ってきました。
不気味な笑みを浮かべて消えるゴーストの顔。そして長きに渡り姿を消していた物語が、映画の悪役としての深みをもたらしています。
フロリダにも登場予定
さらに、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムにあるホーンテッドマンションにも、ハットボックス・ゴーストが登場することが発表されています。
マジックキングダムでは、屋根裏部屋ではなく、無限に続く廊下のシーンにハットボックス・ゴーストが登場する予定です。
アトラクションのストーリーでは、ゲストは初めゴーストの姿が見えませんが、マダム・レオタが降霊術を行うことで水晶玉シーン以降はゴーストが見えるようになります。しかし、今回のハットボックス・ゴーストは、マダム・レオタよりも前の廊下に登場する予定。ゲストが初めて見るゴーストになるようです。
映画で廊下の先から登場する恐ろしい姿が印象的だったハットボックス・ゴースト。映画のシーンを再現するように、アトラクションでも廊下に登場します。
アナハイムで約45年ぶりに復活し、フロリダにも登場予定のハットボックス・ゴースト。現時点で東京ディズニーランドに登場する発表はありませんが、いつか日本にも現れるかもしれません。