ムーミンバレーパークは、「ムーミン谷のあそびのひろば」を、2023年4月28日(金)にオープンします。
ムーミンの世界で遊べる新施設
ボーネルンド監修の屋内型あそび場。コケムス3階の一角にオープンします。あそび場は、それぞれムーミンの物語に登場するシーンをモチーフにしたエリアで構成されています。
海のオーケストラ号のボールプール
小説『ムーミンパパの思い出』に登場する船「海のオーケストラ号」をテーマにしたエリア。
ボールプールと大型遊具が設置されており、全身でボールの刺激を受けながら、登ったりくぐったり降りたり、ボールを投げたり、普段できない動きができます。
また、大人も歩くだけで十分な負荷がかかるので、体を作る作用があります。
ムーミン谷の空のトラック
小説『たのしいムーミン一家』に登場する雲に乗るシーンをモチーフにしたエリア。
「エアトラック」という乗って飛べる遊具。トランポリンなどと異なり、跳ねても周りに反動が来ないので、赤ちゃんから大人まで多世代で楽しめます。小さな子供は、大きな子達が跳ねている様子を見ながら、ジャンプの仕方を学ぶこともできます。
イマジネーションプレイグラウンド
シアターの前に広がる、子供の身長くらいの大きなブロックの遊具。
想像力・集中力を育みながら、自分がやってみたいと空想するものを作る空間です。組み合わせて家や船のようなものを作って、ごっこ遊びも楽しめます。
モランのコロコロホイール
ムーミン谷の冬をテーマにした、小説『たのしいムーミン一家』などに登場する、モランの作り出した氷をモチーフにしたエリア。
「サイバーホイール」という、前後左右に回転する遊びが楽しめる遊具。昔は公園にあった回転遊具が近年撤去が続いている中で、三半規管を鍛える遊びができます。
壁にもこだわり
壁にも、ムーミンの物語をイメージできるように親和性のある作品を配置しています。
キャラクターと共にアルファベットが紹介されているエリアは、ムーミンキャラクターズが力を入れている分野で、識字率の低い地域でアルファベットに親しんでもらおうとトーベ・ヤンソンが描いたものです。
場所:ムーミンバレーパーク内 コケムス3F
料金:おとな、こども共通…300円(税込)/30分
※ご利用には別途「ムーミンバレーパーク」1デーパスが必要です。
5月中は無料
ムーミン谷のあそびのひろばは、30分300円で体験できます。
2023年4月28日(金)〜5月31日(水)の期間中は、オープニング記念として、無料で体験可能です。
リニューアルは3段階
ムーミンバレーパークは2019年に開園。コロナ禍を経て、2021年に、「北欧のブランド、ムーミン」を通してWell-beingを体験できるパークへとコンセプトリニューアルを行いました。子供とファミリー層をターゲットに、北欧のWell-beingな体験をしてもらうべく、段階的な改装に踏み切ります。
第1弾の「ムーミン谷のあそびのひろば」を皮切りに、夏休みの8月に第2弾、クリスマス前の11月に第3弾の改装が予定されています。
全天候型のあそび場に
北欧は森と湖の国で、飯能と似た自然を持っていますが、自然は同時に厳しい側面も持っています。ムーミンバレーパークは悪天候の際に、晴天時と同じ体験をしてもらうのが難しいという課題がありました。
そこで、雨の日もWell-beingを体験してもらうために、屋内型の施設を作ること決定。ボーネルンドにラブコールを送り、親も子供も質の高い時間を過ごせる体験型の遊び場がオープンしました。
本国のムーミンサイドも力を入れており、グローバルからも期待されているそう。ムーミンバレーパークでの結果次第で、海外展開も見据えているそうです。
ボーネルンド初のキャラクター施設
株式会社ボーネルンドからは、中西弘子会長が来園。前日に社長を引退し会長になったという中西氏は、46年に渡り、少し硬い感じの子供の教育のために、屋外・屋内の遊び場を提供してきたと振り返り。
その中で、キャラクターとのコラボを考えたこともなかったといい、ムーミン物語から話をもらって、初めて意識が芽生えたそう。「これまで教育的な意識に偏っていたという反省」を感じたと語るほどの、ボーネルンドにとって全く新しい施設です。
中西会長は「日頃やっている通りの施設が、親子にとってどれだけ楽しい施設なのかということを体感できるような施設になっている」とアピールしました。
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