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新種ゴラムスネークヘッドをカワスイで世界初展示 名前の由来は指輪物語の「ゴラム」

2022年10月16日 あとなび

カワスイ 川崎水族館は、水族館として世界初展示となる新種ゴラムスネークヘッドの展示を、2022年8月より開始しました。

2018年発見の新種

ゴラムスネークヘッドは、2018年にインドのケララ州にある民家の井戸から発見され、ソーシャルメディアに投稿された写真がきっかけで知られることとなったスネークヘッドです。また、同年に発生した洪水の後に水田からも発見され、調査の結果、ケララ州の地下水脈に生息している新種であることが明らかになりました。

これまで知られているスネークヘッドの仲間とは形態的にも遺伝的にも大きな違いが見られることから新しい科が生まれることになり、「ゴラムスネークヘッド」と名付けられました。

ゴラムスネークヘッドの展示は、全世界の水族館において初めて。10Fオセアニア・アジアゾーンに展示されています。

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「ゴラム」の由来

ゴラムスネークヘッド(学名:Aenigmachanna gollum)は、洞窟に適応したほかの魚類と異なり、退化していない通常の眼を有していることから、元々は地表の水域に生息していた種類であったものが、長い時間の中で地下水脈に適応していったものと考えられています。

スネークヘッドに「ゴラム」と付けられた由来は、その生態がJ.R.R トールキンの「指輪物語」(映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作)に登場する、地下深くで暮らすキャラクター「ゴラム」を連想させたことによります。

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飼育担当クルーコメント

体は小さいものの、異様に大きく開く口はカワスイで飼育しているどのスネークヘッドとも異なり、暗闇に棲んでいる生きものとは思えないくらい愛嬌のある顔立ちをしています。継続的な飼育の中で新たな知見を深めるとともに、地下水脈という特殊な環境に生息するゴラムスネークヘッドの謎に包まれた生態と魅力を皆さまにお伝え出来るような展示を目指していきます!

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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