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エンペラーペンギンの赤ちゃん、アドベンチャーワールドで4年ぶりに誕生

2025年10月26日 あとなび

アドベンチャーワールドに、エンペラーペンギンの赤ちゃんが、2025年9月30日(火)に誕生しました。

4年ぶりエンペラーペンギンの赤ちゃん

アドベンチャーランドに、4年ぶり16羽目となるエンペラーペンギンの赤ちゃんが誕生しました。

両親とも27歳の親が7月26日(土)に産卵。アドベンチャーワールドでは、赤ちゃんの安定した成育につなげるために親から卵を預かり、孵卵器で卵の様子を見守る取り組みを行っています。そして9月26日(金)〜30日(火)にかけてスタッフが殻を割る補助を行い、無事誕生に至りました。出生時体重は295.9g。

バックヤードで暮らした後、10月6日(月)よりペンギンベースにて公開しました。

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アドベンチャーワールドの「初期人工育雛」

アドベンチャーワールドでは、赤ちゃんが無事卵からかえり成長することを重視し、体重40kg近くある親鳥が卵をつぶしてしまわないよう人の手で育てる「完全人工育雛」を行っていました。2004年に初めて赤ちゃんが誕生しましたが、完全人工育雛によって育った赤ちゃんは、人間を親と認識し、成鳥となってもペアを作らず、次の世代の繁殖につながらない可能性という課題がありました。

そこで、2012年より、卵を親から預かり、孵卵器にて孵化させ、その後、赤ちゃんの体重がある程度成長するまで人の手で育て、体力をつけてから親鳥へ返す「初期人工育雛」という方法にたどり着きました。

初期人工育雛では、 「生まれて初めて見た動くものを親と認識する」という鳥類の習性を利用し、スタッフがペンギン型の帽子を被り、ペンギンの嘴に見立てた手袋を装着します。声は一切発さずに録音した親鳥の鳴き声を聞かせながら食事を与えます。

産卵後、卵を親から預かり、親鳥には石膏で作った偽物の卵「擬卵」を抱かせます。赤ちゃんが約600gまで成長したら、そっと擬卵と赤ちゃんを交換します。

こうして、親鳥主体の子育て方法で未来の繁殖への活動を続けています。

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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