アドベンチャーワールドは、キングペンギンの赤ちゃんが、2025年2月9日(日)と2月23日(日)に誕生しました。
国内5例目の人工授精成功
キングペンギンの赤ちゃんは、人工授精で誕生。DNA鑑定の結果、精子を提供したオスの遺伝子を持つことがわかりました。
今回の成功はパークでは3,4例目、国内では4,5例目となります。
現在赤ちゃんは母親と育ての父親とともにペンギンベース(ペンギンの飼育・繁殖を行う非公開施設)で元気に過ごしています。
ペンギンはつがいの相性に左右されやすく、自然交配が難しいことも多くあります。また、キングペンギンは産卵から抱卵までのサイクルも長いため、繁殖の機会自体が少なく、自然交配だけでは安定した繁殖が難しいのが現状です。
限られた機会の中で遺伝的多様性を保ち、健康な個体群を未来へつなぐには、計画的な繁殖が欠かせません。人工授精はその実現に向けた有効な手段として、種の保存と持続的な飼育に重要な役割を果たしています。