「ジブリパーク」の整備内容が新たに発表されました。
愛・地球博記念公園にオープン予定のジブリパークは、2022年秋開業予定の3エリアと、その1年後(2023年秋)開業予定の2エリア、計5エリアで構成されています。
昨年8月に発表された先行3エリアの詳細に加え、追加2エリアの詳細や進捗状況が発表されました。
青春の丘エリア
平成初期の住宅地をテーマにした『耳をすませば』の「地球屋」や「ロータリー広場」、『猫の恩返し』の「猫の事務所」が展開されます。
エレベーター塔は無料で先行開業
既存のエレベーター棟は、『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』などに出てくる19世紀末の空想科学的要素を取り入れたデザインに改修されます。
エレベーター棟は公園のバリアフリー導線にもあたるため、無料施設となり、2021年度中に整備し他施設に先立ちオープン予定となっています。
ジブリの大倉庫エリア
約9,600㎡の大倉庫に、常設展示室、企画展示室、映像展示室(約170席)、遊び場、売店と喫茶、収蔵施設等が設置されます。
ラピュタ、アリエッティの展示イメージ初公開
『天空の城ラピュタ』の廃墟となった天空の城をモチーフとして、中にはロボット兵も展示されます。
『借りぐらしのアリエッティ』のアリエッティたち小人の家と、彼女たちの目線から体験できる植物が茂る庭。
他にも『千と千尋の神隠し』の不思議の街も展示予定です。
どんどこ森エリア
愛知万博の際に作られた『となりのトトロ』の「サツキとメイの家」を中心に、自然を残したエリア。
散策路や管理棟、社と社務所が整備されます。
散策路はわだち道(車道)と歩道に分かれ、『となりのトトロ』の田園風景を意識した形になります。
既存の管理棟は和風建築に建て替えられます。
「サツキとメイの家」は工事のため2020年7月から休業中ですが、2021年4月下旬から10月末まで一時再開します。
もののけの里エリア
『もののけ姫』のエミシの村とタタラ場をモチーフにしたエリアで、2023年秋に開業予定。
里山の循環型農業を通した既存体験施設「あいちサトラボ」と一体になった体験の場となります。
タタラ場は体験学習施設の機能を持つほか、炭焼き小屋や休憩処が整備されます。
タタラ場は入り口に物見台を備えた柵を設置し、砦のイメージを演出。
建物は芝屋根が貼られます。
魔女の谷エリア
北ヨーロッパ風の空間をイメージした、「ジブリパーク」最大規模のエリアで、2023年秋に開業予定。
『魔女の宅急便』の「オキノ邸」と庭園、『ハウルの動く城』の「ハウルの城」と荒地、レストランなどが整備されます。
メインとなる「ハウルの城」は、約16mあり、大砲が動くほか城内に入ってハウルの寝室を見ることができます。
「ハウルの城」のCGパースも公開されましたが、今回のパースは色が付いていないもので、表面の色や質感は映画をリアルに再現されます。
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