香港ディズニーランドは、『アナと雪の女王』をテーマにした新エリア「ワールド・オブ・フローズン」のアトラクション「フローズン・エバー・アフター」を、2023年11月20日にオープンしました。
新エリアの目玉アトラクション
新エリアの目玉となるアトラクション「フローズン・エバー・アフター」。ボートに乗って『アナと雪の女王』の物語をめぐる水流ライドです。
EPCOTのノルウェー館にある同名のアトラクションが、香港に新設されました。EPCOT版と基本的に同内容ですが、コースが一部変更されている上、オーディオアニマトロニクスがアップデートされています。
最新アニマトロニクスでリアルな表情に
アナやエルサのオーディオアニマトロニクスが最新のものにアップデート。EPCOT版ではアナたちの顔は映像で表現されていましたが、よりリアルに動くアニマトロニクスになりました。
歌に合わせて口が動くのはもちろん、肌もリアルに再現されているため、口の動きに合わせて周りの肌も動きます。
『アナと雪の女王』の名曲を楽しむ側面も強いアトラクションで、よりリアルな体験ができます。
Qラインも豪華に
EPCOTが既存のノルウェー館のライドをリニューアルする形で「フローズン・エバー・アフター」を作ったのに対して、香港ディズニーランドではエリアごとアレンデールを作り上げました。Qラインも映画の世界でいっぱいです。
アトラクションのエントランスは時計台。『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』でも印象的な時計台で、アナとエルサの人形が乗っています。
時計台の下をくぐって、屋内へ。クリストフのソリが置いてあり、王国公認の氷売りの証も飾られています。
劇中でも使っていた器具や、氷置き場も。
アレンデールの夜の街へ。EPCOT版と似たエリアです。ちなみに、EPCOTにあるオーケンのサウナはオーケンのアトラクション「ワンダリング・オーケン ズ・スライディング・スレイ」のQラインに移動しています。
ライドは4人×4列の16人乗りボート。水流に流れて『アナと雪の女王』のシーンを進んでいきます。
オラフとスヴェンが現れ「雪だるま作ろう」を歌唱。オラフは英語と中国語の両方で話します。
続いてトロールの子供たちにパピーがお話を説明。パピーの魔法を使って映像で説明することで、ストーリーの序盤をかなり端折っています。
トロールたちの表情も見やすくなっています。子供たちも中国語を交えて話し、香港らしい言語対応です。
ここでボートは巻き上げ。上部にはエルサが建てた氷の城が見えます。
氷の城でスケートを楽しむオラフが登場。続いて、アナとクリストフが「生まれてはじめて」を歌っています。アナのオーディオアニマトロニクスが美しいシーンです。横には氷に舌が付いてしまったスヴェンの姿も。
そしてエルサの部屋へ。「レット・イット・ゴー」を歌う部屋です。キャラクターと名シーンが立て続けにやってきます。
エルサは表情も身体表現も豊かにレリゴーを歌唱。周囲の氷にもエルサが映ります。
そしてボートは横向きに進み、そのまま逆走で落下。前方に歌うエルサを見ながら、ボートが落ちていきます。
落ちて次の部屋に移動しながらも、氷に映るエルサが見え、「レット・イット・ゴー」を2部屋使って歌うことで水流ライドらしいスピーディーな展開になっています。
氷の城を出たボートはマシュマロウに遭遇。マシュマロウの周りにはスノーギースもいて、『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』の設定が重なっています。
ここでボートは再び向きを変え、今度は前向きで大きく落下。落下後に写真も撮られます。
スリルシーンが続き、ボートは一気にアレンデールの街へ。アレンデール城を遠くから見られます。
ワールド・オブ・フローズンのエリア構成では、アレンデール城の手前からアトラクションに入っており、アレンデール城は右側が見えていました。ここでは逆サイドからアレンデール城が見えることで、お城に帰ってきた感覚が強くなっています。
そしてオラフ、アナとエルサが並ぶエンディングシーンへ。3人で「あこがれの夏」を歌っています。
アナとエルサは『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』の夏仕様のドレスに。豊かな表情が楽しめます。