ジブリパークは、新エリア「もののけの里」を、2023年11月1日(水)にオープンしました。エリア内のタタラ場では、「五平餅の炭火焼体験」が行えます。
『もののけ姫』のタタラ場
もののけの里の中核となるのが、『もののけ姫』の舞台を元にした「タタラ場」。
周囲には柵が建てられ、『もののけ姫』で描かれた砦としての役割を感じさせます。砦の内側からは、柵越しに乙事主やタタリ神が見えます。
建物には、草屋根が敷かれており、中に入ると、高い天井で換気性の高いタタラ場としての役割を果たす建物であることがわかります。
五平餅の炭火焼体験
もののけの里に隣接する「あいちサトラボ」当初の拡張計画にあった、郷土的体験が可能な体験学習施設です。
開園時は、愛知県など中部地方の山間部を発祥とする郷土料理「五平餅」の炭火焼体験ができます。
五平餅とは、炊いた米をつぶして串に巻きつけ、タレをつけて焼いた、愛知県など中部地方の山間部を発祥とする郷土料理です。
ナポリタン味の五平餅も
はじめに、受付で餅とタレを購入。タレは3種類あり、定番の「くるみみそ」や「しょうゆ」に加えて「ナポリタン」の3味から選べます。
ナポリタンは、愛知にちなんで作られたオリジナルの味。チーズと合わせて食べる独特の五平餅が楽しめます。
建物内には、オリジナルの五平餅分布図も飾られており、ナポリからジブリパークにナポリタン味がやってきたという遊び心あるイラストになっています。
料金は、餅とタレのセットで1,200円。餅のみの場合は800円です。たれは1瓶で2回分の容量があるため、2人以上で体験する場合はシェアも可能。400円で餅を追加でき、たれを追加する場合も400円で1瓶購入できます。餅とたれは各1人1つまで。
キャッシュレス決済にも対応しています。
七輪で炭火焼き体験
建物の中には、4つのカウンターテーブルが並んでおり、各テーブルに七輪が3台ずつ設置されています。計12箇所で炭火焼き体験が行われます。
本物の炭火を使用するため、年齢制限があり、10歳以上のみ体験可能。12歳以下は保護者の同伴が必須で、身長が届かない場合は足元の台を使用できます。
まずは、餅のついた棒を七輪にセット。七輪は同時に3本まで焼けるため、1グループ3人まで一緒に体験できます。
七輪の上にセットした餅は、約30秒毎に裏返しながら、7分ほど焼いていきます。だんだんと餅米が固くなっていき、パチパチと音がしていきます。
七輪の状態や気温などの条件次第では、煙がたち込めることも。
たれを塗って2度焼き
焦げ目も一部に見えるほど焼けてきたら、一度七輪から下ろし、たれを縫っていきます。
薄く均等にたれを縫ったら、再び七輪へ。再度焼いていきます。
さらにパチパチと音が鳴り、たれの香りも漂ってきます。
七輪から下ろして完成。
ナポリタン味は粉チーズをトッピング
ナポリタンの場合は、ここで餅に粉チーズをかけ、お好みでさらに7輪で焼きチーズを溶かします。
体験の所要時間は約20分です。
完成した五平餅は、建物の外で食べることができます。給水所やゴミ箱もあり、落ち着いていただけます。うるち米を使用した五平餅は柔らかく、焼き目がついた部分はパリッとしていて、焼きおにぎりの内側のような味わいを楽しめます。