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飛行機にイーブイ&進化ポケモンを塗装「イーブイジェット NH」ANA国際線に就航

2023年9月2日 あとなび

ANA「そらとぶピカチュウプロジェクト」第2弾として特別塗装機「イーブイジェット NH」が、2023年9月1日(金)に就航しました。

10種のポケモンを機体にデザイン

「イーブイジェット NH」で使用される機体は、ボーイング社のB777-300ER型機(機体番号:JA784A)。全長73.9m、全幅64.8m、全高18.5mという、ANAの保有機材の中でもトップクラスの躯体を誇る大型機です。

機体の右側には、ピカチュウ、イーブイ、ニンフィア、リーフィア、グレイシアが。左側にはイーブイ、サンダース、ブースター、シャワーズ、エーフィ、ブラッキーが描かれ、合計10種のポケモンが躍動感ある姿で描かれています。

中国の厦門(アモイ)にあるANAの協力会社によって全面塗装が施された「イーブイジェット NH」。約1か月間の施工期間をかけ、ANAの特別塗装機の塗装を手掛けたスタッフチームによって、最大時で50人のスタッフが関わった全塗装施工が行われました。

全塗装によって、薄いグレーへと基調色が塗り替えられた機体は、ファーストクラスを有する機材であるということ、ロンドンを含むビジネス路線への投入ということもあり、搭乗するビジネスマンを含め、より多くの人に好かれるデザインにしたかったということから、これまでのポケモンジェットとは異なるデザインを採用しました。

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デザインコンセプト

様々な姿に進化できる可能性を秘めているイーブイ。そんなイーブイとシャワーズ、サンダース、ブースターなどの進化形のポケモンがピカチュウと一緒に未来に向かって力強く前進していく姿を描いており、期待を胸に新たな場所に飛び立つ人々と共に空の旅へと出発。

イーブイが持つ「多様なポケモンに進化できる可能性」とANAの持つビジョン「空からはじまる多様なつながりを創り、社員・お客様・社会の可能性を広げていこうとする姿勢」が融合し、今までのそらとぶピカチュウプロジェクトにはない斬新さに加え、未来に挑戦し続けていく強い想いが込められています。

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機内の様子

2019年にANAの777₋300ER型機において導入がなされた最新ビジネスクラス「The Room」を含む「新212席」と呼ばれる機内。

プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの座席のヘッドレスト部には、ネイビー色を活かしたシックな色調のオリジナルヘッドレストカバーが用いられ、全クラスにて提供される紙コップも、温・冷それぞれに異なるデザインがなされ、機内食と共に空の旅を彩ります。

CAが着用するエプロンも「ピカチュウジェット NH」と同様にオリジナルデザイン。ブルーとピンクを基調とした生地にそれぞれピカチュウとモンスターボールのシルエットがデザインされています。更に搭乗時には「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」のBGMが機内に流れます。

お披露目イベントにピカチュウ&イーブイが登場

2023年8月30日(水)には、ANAエアフレームメンテナンスビルにて「イーブイジェット NH」お披露目イベントが開催。ANAマイレージ会員の中から抽選で選ばれたポケモンファンが来場しました。

イベントには、パイロットの衣装を着たピカチュウとイーブイが登場。過去のポケモン特別塗装機を振り返るVTRや、関係者の挨拶が行われました。

格納庫の奥からダンスミュージックと共に8体のイーブイが整列して登場。約5分間のダンスパフォーマンスを繰り広げ、招待者の目の前にまで近寄って愛らしさが広がりました。

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全日本空輸株式会社 上席執行役員 CX推進室長 石井智二氏あいさつ

(ANAの)「そらとぶピカチュウプロジェクト」2号機となります、「イーブイジェット NH」が完成をいたしました。私も初めて(この機体を)見ました時には思わず「うわっ、かっけぇなコレ」という風に唸ってしまいました。

この「イーブイジェット NH」はいよいよ明日、羽田からロンドンのヒースロー空港に向けて飛び立ちます。その後、ロンドンに加えてNYやサンフランシスコ等にも就航をし、沢山のお客様をお迎えしたいと考えております。

ANAグループでは今年「ワクワクで満たされる世界を」という経営ビジョンを策定しました。このイーブイが多様に進化出来る可能性を秘めている様に、ANAも空から始まる様々な繋がりを生み出し、世界中のワクワクに挑戦し続けてまいりたいと考えております。

株式会社ポケモン 執行役員 そらとぶピカチュウプロジェクト担当 福永晋氏あいさつ

「そらとぶピカチュウプロジェクト」はコロナ禍で誕生したプロジェクトなんですけども、移動制限がかかる中、人が動き出すキッカケになる様な事を我々はやりたいということで、このプロジェクトは活動をしてまいりました。

先程もあった様に未来への挑戦であったり、進化であったり、そして「クールなデザイン纏めてほしい」というお題を全日空さんからいただきまして「これは大変だぞ…」という風に思いましたが、その後、我々のデザイナーの方から全日空さんとお話をさせていただいて、今までに無い、斬新で素晴らしいデザインが出来上がりました。発表から国内外で非常な大反響がありまして、明日、いよいよ就航をするということで、世界中人に沢山楽しんでいただき、皆さんに是非、乗っていただきたいと思います。

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「そらとぶピカチュウプロジェクト」とは

2023年6月3日(土)「ピカチュウジェット NH」機体お披露目イベント

「そらとぶピカチュウプロジェクト」は、株式会社ポケモンが2020年6月に発足。「多くの人が移動の楽しさから遠ざかってしまった中、再び自由に移動できる様になったその時に、ポケモンでより楽しく彩られたワクワクする様な日々をお届けしたい。そして改めて旅の喜びや移動の楽しさを感じてほしい」という想いから生まれました。

「ピカチュウジェット」は、これまでスカイマーク、チャイナエアライン、スクート、ティーウェイ航空で就航。

ANAでは「ピカチュウジェットNH」が2023年6月に国際線で就航。1998年から2016年まで展開された、ポケットモンスターとタイアップした特別塗装機「ポケモンジェット」。ANAの保有機としては2016年4月に定期運航を終了した「ピース★ジェット」以来、約7年ぶりとなるポケモンが機体に描かれたANA特別塗装機としてデビューしました。

そして、2023年9月1日(金)、ANAの「空飛ぶピカチュウプロジェクト」特別塗装機第2弾としてデビューしたのが「イーブイジェット NH」です。

ロンドンへ初就航

「イーブイジェット NH」は、当初、機体お披露目イベントの翌日となる、8月31日(木)に9:55羽田発~16:20ロンドン・ヒースロー空港着のNH211便として国際線定期便初就航となる予定でした。しかし、当日朝に空調の不具合よる機体整備のため、初就航が延期に。そのため、お披露目イベント時の挨拶では「明日就航」と述べられています。

翌9月1日(金)に同じくNH211便として、10:04に羽田空港第2ターミナル71番スポットを離れ、C滑走路の16L方向より、210名の乗客(幼児3名を含む)を乗せて離陸。約9,600km先のヒースロー空港へ向けて飛び立ちました。

「イーブイジェット NH」の運行期間は、約5年間を予定。就航時は羽田・ロンドン (NH211/NH212)、羽田・ニューヨーク (NH110/NH109/NH160/NH159)、羽田・サンフランシスコ (NH108/NH107)を中心に運行される予定です。

イーブイジェットNH
機材:ボーイング 777-300ER(機体番号:JA784A)
塗装:全面塗装
塗装工程日数:約1ヶ月間
塗装工程関与人数:最大50人
機体に描かれているポケモン:ピカチュウ、イーブイ、ニンフィア、リーフィア、グレイシア、サンダース、ブースター、シャワーズ、エーフィ、ブラッキー
運航期間:2023年9月1日(金)から約5年間
©2023 Pokémon. ©1995-2023 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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