ワーナー ブラザース スタジオツアー東京が、2023年6月16日(金)にオープン。「ホグワーツレッスン」では、映画の中でハリー達が経験した「学び」にスポットを当てた展示が集められています。
闇の魔術に対する防衛術の教室
映画「ハリー・ポッター」シリーズでは、振付師のポール・ハリスがワンド(杖)を使った決闘を表現する為の演出方法「ワンド・コンバット」を生み出しました。この教室ではインタラクターの指導の下、映画俳優の様にワンドを使用した決闘の仕方を学ぶことができます。教室内ではワンドと呪文により、インタラクティブな出来事が起こるかもしれません。
教室の内装は担当教師が変わる度、その教師の個性に合わせて変更されました。展示されている教室は映画「ハリー・ポッター」シリーズ第3作『アズカバンの囚人』と同じもので、当時の担当教師はリーマス・ルービンでした。テーブルの上にはルービン先生の教室にもある小物類もディスプレイされています。
死喰い人(デスイーター)
ヴォルデモートの手下たちは正体を隠すために仮面をかぶりますが、美術チームはそれぞれの仮面に持ち主の個性を表現する細かな違いを施しました。デザインと造形を担当したのは実力派ぞろいの小道具チームです。
スタジオツアーでは、デジタル上で自分だけのオリジナルのデスイーター・マスクを作ることができます。
みぞの鏡
魔法のアイテム「みぞの鏡」は見る者の‟心の奥底にある一番強い望み”を映し出す鏡。ハリーはこの鏡の中に両親の姿を見ました。
第1作『賢者の石』で使用されたみぞの鏡は鏡面の一部が透明となっており、両親役の俳優を鏡の向こうに立たせて照明を当てると、鏡を覗いたハリーの背後に両親が立っている画になりました。
ホグワーツ図書館
ホグワーツの図書館のシーンは映画シリーズ第1作では、イギリス・オックスフォード大学の図書館で撮影されましたが、2作目以降は中世に建てられた図書館をセットとして再現し、イギリス・リーブスデンのスタジオで撮影を行いました。ロケーション撮影からスタジオ撮影に切り替わることは珍しくなく、スタジオでセットを組む方が便利で照明やカメラ配置に自由が効くからだそうです。
しかし、映画シリーズの撮影が始まった頃は、原作がまだ仕上がっていなかったため、原作の完成を待ってからスタッフはセットを追加していきました。
薬草学の教室
第1作『賢者の石』でハリーは初めて魔法薬学の授業を体験します。この石造りの教室はスリザリンの談話室と同じ地下牢にあるため、暗く冷たい雰囲気になっています。セブルス・スネイプ先生の空気を感じます。
第6作『謎のプリンス』では、魔法薬学の担任が新任のホラス・スラグホーンになり、セットが変化。教室全体が広くなり、小道具やインテリアが加わりました。
ヴォルデモート卿
第7作『死の秘宝 PART 1』にてレイフ・ファインズが着用した衣裳が展示されています。
教育令の掲示
魔法省がホグワーツを支配下に置くと、校長に就任したドローレス・アンブリッジは厳しい教育令を制定し、大広間の外に貼り出します。その後も新しい教育令が次々と貼りだされ、第5作『不死鳥の騎士団』でフレッドとジョージが校内に花火を仕掛けるシーンでは、特撮チームが約計90点の教育令に装置を取り付け、一斉に爆破、落下させました。
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