東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”が、2023年4月15日(土)からスタート。同日に東京ディズニーランドで公演が始まったパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」では、アニバーサリーテーマソング「リビング・イン・カラー」が使用されています。
40周年テーマソングの作曲者は?
東京ディズニーランドにて新たにスタートしたデイパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」。スタート当初、SNSではパレードのオープニング曲、メインソングである40周年テーマソング「リビング・イン・カラー」が、K-POPサウンドに聞こえる、と話題になりました。
40周年記念CD「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”ミュージック・アルバム」に「リビング・イン・カラー」が収録されています。アルバムに封入されているブックレットを確認すると、「Music and Lyrics by Chantry Johnson and Dewain Whitmore」と記載があります。
これは、曲と詞をChantry JohnsonさんとDewain Whitmore Jrさんが手掛けたという意味です。お二方のうち、Chantry Johnsonさんは、先日配信にて提供開始されたディズニーランドのミッキーのトゥーンタウンにて使用されている新たなエリアBGMなどを収録したアルバム「Music from Mickey’s Toontown」内の1曲目を飾る「My Happy Place」や、ディズニー・バケーション・クラブの新たなテーマソング「Where We Belong (Welcome Home)」を手がけてます。
K-POPサウンドの経歴
続いてもうお一方のDewain Whitmore Jrさんに注目してみましょう。
アメリカで最も権威のある音楽賞、グラミー賞をクリス・ブラウン、ケリー・クラークソンのアルバムで2度受賞。その後、世界中のアーティストへ楽曲提供や共同制作、ボーカル制作を担当し、携わった楽曲は1,200万枚以上のアルバム売り上げを誇ります。2014年よりK-POPアーティストである東方神起、BoA、Exo、Shinee、テヨン(少女時代)、NCT 127、Red Velvet、ジェヒョンといったSMエンターテイメントのアーティスト、そしてJB(GOT7)への作曲・楽曲提供を行なっています。また、ラプンツェル ザ・シリーズの楽曲「More of Me」や国内アーティストの「ゴスペラーズ」の楽曲も手掛けました。
つまり、40周年テーマソング「リビング・イン・カラー」がパークの意向でK-POPサウンドに聞こえる曲になったかどうかは定かではありませんが、少なくとも、K-POPサウンドをこれまで作り上げてきた巨匠が手がけた楽曲ではあります。
ドリーミング・アップ!も手がけた
前作のデイパレード「ドリーミング・アップ!」もDewain Whitmore Jrさんが作曲しています。こちらは、「ハイスクール・ミュージカル」や「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」など、ディズニー・チャンネルの名作を数多く手がけた作曲家、Andy Doddさんとの共作です。
「ドリーミング・アップ!」からは「リビング・イン・カラー」のようなK-POPサウンドテイストを感じませんが、かつて、動画サイトなどで切り取りやすいようなアニバーサリーソング等が登場した経緯もありますので、「国内外におけるヒットソングの曲調を加味した曲」といった時代背景に沿った意向により、「リビング・イン・カラー」がこのようなテイストになったのかもしれません。
40周年テーマソング「リビング・イン・カラー」を含む40周年記念CD「東京ディズニーリゾート40周年 “ドリームゴーラウンド“ミュージック・アルバム」通常盤は、2023年4月26日(水)から全国で販売・配信されています。
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