レゴランド・ジャパン・リゾート内の水族館シーライフ名古屋は、アオウミガメ2頭を2022年10月28日(金)にむろと廃校水族館へ運搬し、10月29日(土)より同館で保護中のアオウミガメ2頭を新たに迎え入れました。
半年後に海へ放流
シーライフ名古屋は、2019年2月、高知県室戸岬沖の定置網にて混獲されたウミガメを保護する「むろと廃校水族館」の共同プロジェクトで、メスのアオウミガメ2頭の保護を開始。来館者から公募し「あんず」と「よつば」と名付けられました。
2頭のフンに実際に含まれていたプラスチックごみを紹介するワークショップやイベント等を通じて、子どもたちが海に興味を持つきっかけを創出してきました。
コロナ禍で延期となっていた「あんず」と「よつば」が約4年ぶりにふるさと・高知の海へ帰還。まずは、放流の準備として10月28日(金)に陸路および海路で「むろと廃校水族館」へ運搬。廃校となった小学校の屋外プールを活用した水槽で約6ヶ月間、自然光下での採餌や遊泳、水温低下などの復帰チェックを行った後に海に放流します。
新たなウミガメが仲間入り
「あんず」と「よつば」が旅立つ一方、新たなアオウミガメ2頭(メス)が仲間入りしました。10月29日(土)、高知から名古屋まで約10時間をかけて慎重に運び、「シーライフ名古屋」バックヤードの水槽に収容。
2~4週間の検疫期間中、専門のアクアリストが獣医師とともに病状や外傷、胃内容物等のチェック、採餌のトレーニング等を行った上で、一般に公開する流れとなります。