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八景島が青山SDGsスタジオで海洋プラスチックゴミ問題をアートで見つめる展示開催

2022年5月21日 あとなび

富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 2050 葛飾北斎(1760-1849)×AI

横浜・八景島シーパラダイスは、海洋プラスチックゴミ問題をアートで見つめる「“名画になった”海 展」を、ITOCHU SDGs STUDIOにて、2022年5月31日(火)~2022年7月18日(月・祝)の期間、開催します。

海洋汚染問題をアートで表現

株式会社横浜八景島が主催となり、ごみゼロの日(5月30日)を機に、プラスチックゴミによる海洋汚染問題をアートで表現した展示を東京・青山で開催。昨今、日本国内におけるプラスチックゴミの問題意識は急速に高まっています。産業活動によって排出される年間数百万トンものプラスチック廃棄物の多くは最終的に海にたどり着き、魚をはじめ、海全体の生態系に悪影響を及ぼしています。「生きものを通じて世界に笑顔と感動を」をスローガンに掲げる横浜八景島が、海や川を脅かすこの深刻な問題に警鐘を鳴らすために、本展示会を開催します。

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第一部 名画の世界がゴミであふれていたら?

サント=マリー=ド=ラ=メールの海景 2050 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)×AI

第一部では、「プラスチックゴミの量が魚の量を超える」と言われている2050年の海を、6名の巨匠が描いたらどうなるか、AI技術を用いて再現した絵画を楽しめます。

フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャン、喜多川歌麿、葛飾北斎、エドゥアール・リウー、馬遠(ばえん)の6名の巨匠たちが描いた海。その世界を2050年の姿にアップデートした作品が並びます。各アーティストの画風や絵のタッチをスタイルトランスファーというAI技術を用いて再現した本作品は、2019年に仙台うみの杜水族館で発表され、海外からも高い評価を受けました。

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第二部 マイクロプラスチックが舞うスノードーム

第二部では、マイクロプラスチックが漂う海の中と、そこで暮らす海の生きものを表現したスノードーム「Microplastic Globe」を5点展示します。ドームの中を舞うフレークは、実際に海から回収したプラスチックを使用。既に海洋プラスチックゴミの影響が報告されている、カクレクマノミ、ミズクラゲ、ザトウクジラ、アオウミガメ、マゼランペンギンの意匠と共に鑑賞できます。各種ドームの造形・制作は、スノードーム作家・石田兵衛(いしだ ひょうえ)氏が担当しました。

ドームに使用されたプラスチックは、海洋プラスチックのアップサイクル事業をアート活動として行う会社「REMARE(リマーレ)」の協力のもと収集されました。なお、本プロダクトは、マイクロプラスチック問題啓蒙の役目を終えた後、専門家の監修のもと適切に処分されます。

“名画になった”海 展
期間:2022年5月31日(火)~2022年7月18日(月・祝) 11:00〜18:00
主催:株式会社横浜八景島
休館日:毎週月曜日、月曜日が休日の場合、翌営業日が休館
会場:ITOCHU SDGs STUDIO (東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)
料金:入館料無料

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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