仙台うみの杜水族館では、マイワシたちが繰り広げるパフォーマンス「Sparkling of Life」が、2022年4月29日(金・祝)からリニューアルします。
三陸の海の大水槽で公演
「Sparkling of Life」は、大水槽「いのちきらめくうみ」で行われるイワシパフォーマンス。大水槽は幅14m、水深7.5mあり、豊かな三陸の海に暮らすマイワシやホシエイなど50種3万点の海の生き物が飼育展示されています。屋根のない水槽は、太陽光がそのまま降りそそぐ造りで、生きものたち本来の色鮮やかな姿を演出します。
大水槽を舞台に、生命力に満ちたマイワシの群れの躍動と音楽のコラボレーションが織りなす「Sparkling of Life」は、海の豊かさを体感できるパフォーマンスです。2万5000尾のマイワシたちが、大きな群れをつくり、さまざまな隊形に変化しながら、大水槽を泳ぎ回ります。
イワシに合わせたオリジナル楽曲を制作
今回のリニューアルでは、マイワシの動きに合わせたオリジナル楽曲を制作。これまで季節に合わせた既存の楽曲を使用してきましたが、2021年夏のナイトイベント「SEATOPIA(シートピア)」も制作した仙台出身の世界的パフォーマンス集団「白A」がオリジナル楽曲を手掛けました。
イワシのトレーニングでパフォーマンスの質が向上
新たな演出も追加。マイワシの群れが持つ躍動感や力強さを最大限に引き出すよう、新たな取り組みが行われています。
「Sparkling of Life」は、水槽の各所からエサを噴き出すことで、マイワシの動きを演出しています。今回新たな演出として、ゆっくりと溶けながら落ちていく団子状のエサを使用。水槽上部から真下に移動していくマイワシの動きを生みだします。マイワシの群れが大きな柱のように隊形を変化させることで、躍動感や力強さをさらに表現します。
また、エサに対するマイワシの反応を速くするため、イルカのトレーニングなどで用いられる「強化の原理」を応用した条件付けを実施。エサを出す前に、音・振動を送ることで、魚たちに「音・振動=これからエサが出てくる」ということを学習させます。これにより、音楽のタイミングに合わせた動きの精度向上や、反応のばらつきが改善され、パフォーマンスの質が大きく向上しました。
ストーリー仕立てのショーに
また、起承転結をつけたストーリー仕立ての構成で、生きものたちが環境に合わせて変化し、未来へ向かって力強くいのちをつないでいく「いのちのきらめき」を表現。マイワシの動きに刺激を受けて、エイやサメたちも動き出し、まるで壮大な海の物語の中に入り込んだかのような没入感が楽しめます。
期間:2022年4月29日(金・祝)〜
時間:10:30 / 12:30 / 15:00(4/29~5/2、5/6~5/8)、10:30 / 12:00 / 15:00 / 17:00(5/3~5/5)、10:30 / 12:30 / 15:00(5/9~6/30)
場所:大水槽「いのちきらめく うみ」