よみうりランドに、ポケモン世界初のネイチャーアドベンチャー「Pokémon Wonder(ポケモンワンダー)」が、2021年7月17日(土)、オープンしました。
ポケモンによる新たな体験の内容をレポートします。
よみうりランドの森でポケモン探しへ
ゲストが訪れるのは、よみうりランドの一角に誕生した研究所。
ここでクレソ博士(CV:坂本真綾)とピカチュウ(CV:大谷育江)から、 オリエンテーションを受けます。
所内にはポケモン調査の内容が描かれています。
地図を受け取り、いよいよポケモン探しの世界へ。
霧の道を抜けると、そこはよみうりランドの奥深くに位置する、約20年間手つかずだった広さ4500㎡の森。
まずは、大型ポケモンかのような音を立てバンデットが走り抜ける、ダムのような窪地「ワンダーフィールド」へ向かいます。
いよいよポケモン探しがスタートです。
手がかりを元に自然に触れてポケモン探し
「ポケモンワンダー」では、草むらを適当に歩くとポケモンに遭遇できるわけでも、地図に明確な出現地点が書かれているわけでもありません。
調査隊による手がかりを元に、どこにポケモンがいるのか考え、探していきます。
例えば草むらでは、「紫色の痕跡が点々と続いているのを発見した。跡をたどってみたが、草むらの手前で途切れていた。」という手がかりが。
実際に草をかき分け、痕跡を探し、たどっていくと、その先の草にナゾノクサが隠れています。
単独グループでポケモン探しに没頭
最初のエリア「ワンダーフィールド」を終えると、「古代の石垣」と「ささやきの竹林」のエリアへ向かいます。
単独グループ毎に、2つのエリアを回っていくので、仲間だけで一体感のあるポケモン探しが楽しめます。
エリアは森の奥にあり、山登りのような階段を登っていきます。
ここがよみうりランドの遊園地内であることを忘れてしまうほど、自然に包まれた空間。
さらに元々の生き物の鳴き声やその土地の自然を生かしながら作られたポケモンBGMが流れており、ポケモン探しの世界観が表現されています。
石垣や竹林の他にも、調査隊のキャンプや小屋などバラエティあるポイントが用意されており、それぞれにポケモンが隠れています。
50種類以上のポケモンを探して、自然の中を進みます。
CGでもぬいぐるみでもない、自然でできたポケモン
見つけるポケモンはCGでも、アニメでも、ぬいぐるみでもありません。
自然を生かし、それぞれのポケモンにあった手法で、ポケモンたちを表現しています。
例えば、トランセルは棕櫚(シュロ)の1枚の葉を織り込み作られたもの。
タネボーは、北海道どんぐりに木製の足を付け、どんぐり集団の中に隠れています。
謎解きクリエイターの松丸亮吾さんが携わっていますが、手がかりからポケモンを探していく動作は謎解きというより昆虫採集をコンセプトにしています。
昆虫の特徴を図鑑で調べていそうな場所を探すように、手がかりを元にポケモンの特性を考えながら探していきます。
大人も子供も実力差なくポケモン探しに没頭できます。
ポケモンの原点、自然体験
草をかき分け、木に触れ、実際に自然と触れ合い、五感を使ってポケモンを探していくのも「ポケモンワンダー」のポイント。
「日常生活で失われつつある本物の自然との触れ合いを、ポケモンを通じて取り戻す」というコンセプトは、『ポケットモンスター』の原点である、原作者が少年時代に熱中した昆虫採集から来ています。
自然体験から生まれたゲームが、今度はゲームを超えた自然体験として環流していく、ポケモンならではの新たな自然体験です。
探検を終えてよみうりランドへ
見つけたポケモンは専用のカメラで撮影していきます。
3つのエリアを回り終えると、最後に報告へ。
これまで見つけたポケモンを振り返り、約90分のポケモン探しを終えます。
山を降り、再び研究所に戻ると、よみうりランドのアトラクションが見える元の世界に。
自然と触れ合い、そこに調和したポケモンを見つければ、日常生活の中での自然への見方も変わっていくことでしょう。
価格:大人(中学生以上)通常料金 1名 4,900円 、小学生 通常料金 1名 1,800円
*よみうりランド入園料、消費税込(プール・アトラクションを利用は別途料金が必要)
開催日:2021年度は2021年7月17日(土)〜2022年4月3日(日)を予定
所要時間:約90分
※ 1グループは最大6名まで ※ 安全管理上、未就学児の参加は不可。 ※ 小学生の参加には満18歳以上の大人の同伴(大人1名につき小学生2名まで:要参加料)が必要。
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