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おもしろサボテン品評会が10周年 レアで奇妙なサボテンたちを紹介

2023年11月9日 あとなび

白雲(ハクウン)

伊豆シャボテン動物公園では、「おもしろサボテン品評会」を、2023年10月7日(土)~11月26日(日)の期間、開催しています。

10周年のおもしろサボテン品評会

第5温室メキシコ館内において毎年開催されているおもしろサボテン品評会。10周年を迎える今年は、多肉植物を中心としたコレクションの中でも、滅多に公開されない秘蔵の植物や珍奇なサボテンなど10株を展示します。

また、公式オンラインショップ「伊豆シャボテン本舗」にて、今回の出展サボテンを一部販売します。

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品評会出展のおもしろサボテンたち

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ジグザグノキ

学名:Decarya madagascariensis 
分類:ディディエレア科

名前の通り、ジグザグと稲妻を思わせるような枝の伸び方が特徴的な珍植物です。

一属一種の植物で、マダガスカル島だけにしか生えていません。市場に出回ることはほとんどない非常に珍しい植物です。本種は実生(みしょう)の株です。

白雲(ハクウン)

学名:Melocactus sp

頭の上に、白い雲のような、帽子のようなものが載っている何とも変わった形のサボテン。

メロカクタスは南米に生えるサボテンで、成長すると頭に帽子のようなふわふわした部分ができ、そこから花を咲かせる特徴があります。この部分は花座(セファリウム)と呼ばれ、普通は赤い色をしているのですが、この「白雲」は文字通り雲のような白い花座を持つ珍品です。

寒さに弱いので市場に出回ることはほとんどない貴重なサボテンです。

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金鯱(キンシャチ)

学名:Echinocactus grusonii

枯れた味わいが楽しめる、雪だるまのような形をした、何とも可愛らしい姿のサボテン。この大きさで30年位は生きています。

一度は成長が止まって枯れかけたのに、その後七転び八起きのダルマのように見事に復活。改めて成長を開始したため、上の部分が生き生きとしている一方で、下の部分が味わい深く枯れた様になっているアンバランスな姿が個性的なサボテンです。

白鳥・綴化(ハクチョウ・テッカ)

学名:Mammillaria herrerae f.crist

脳みそのような、一度見ると忘れることの出来ない姿をしたサボテンです。

これは綴化(テッカ/ツヅリカ)といい、本来丸く育つはずのサボテンの生長点が突然変異等の原因によって帯状に広がり、このような個性的な形になったものです。本来の白鳥はメキシコ・ケレタロ州が故郷の丸いサボテン。

触ってもちっとも痛くないフェルトのようなとげに覆われています。他では見ることの出来ない貴重な珍品です。

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砂漠の薔薇(サバクノバラ)

学名:Adenium obesum

魔法をかけられた植物が、花瓶の形になって花を咲かせているかのような美しい姿をしています。本種は、アラビア~東アフリカ全域に広く自生しているキョウチクトウ科の多肉植物。

コーデックスといい、まるで花瓶のように膨らんだ根元の部分に、水や養分を蓄えて乾燥した場所でも生きていけるようになっています。時期が良いと、名前にふさわしい白とピンクの美しい花を咲かせます。また、寒さに弱いのが特徴です。

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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