東武動物公園は、「レジーナⅡ(ドゥーエ)」を、2023年3月18日(土)にリニューアルオープンします。報道陣向けに先行公開された新たなコースターを、中野キューがレポート。
乗る前からワクワクの世界観
東武動物公園に到着!
従来のエントランスよりもカラフルになり、ここにもレジーナⅡの看板が。ワクワクしながら、お目当てへ向かいます。
おお!
乗り場に向かう手前の橋から、今回リニューアルのコンセプトにもなっているスチームパンク調に統一されています!
そして、ここ!
看板の横から飛び出た煙突からはもくもくと煙が。乗る前からワクワクする演出が盛りだくさんです。
乗り場で新車両と対面
さて早速体験しちゃいます!
レジーナ時代に混雑時に使われていた従来の待ち列は撤去され、立派なエントランスアーチが登場こちらをくぐって乗り場に向かいます!
乗り場には新設のホームゲートが。
これにより、従来よりもより安全に、そしてスムーズに乗り物への案内ができるようになるみたいです。実際に体験した感じ、確かに車両が帰ってくる前に乗り場に案内されるので、非常にスムーズに感じました。
そして、車両の到着です。
今回リニューアルにより、導入されたGCI(Great Coasters International)というアメリカのメーカーの車両は日本初導入のもの。各車両2名乗り、12両編成という、従来のレジーナよりも連結部分の多い車両です。シートは、ベルトに安全バーという2段構え。
最高の乗車感
いよいよ出発です。
久しぶりのこの景色。ゆっくりと巻き上げられていきます。
いざ、ファーストドロップ。
ん??
あれ??
揺れない!!
揺れません!!
木製特有の体に負担のかかる振動がほとんどなくなり、非常に滑らかな滑り出し。
さて、ファーストドロップ後、山を登り切るとカーブが待っているのですが、ここにも明らかな変化が。
そう、減速しないんです!
減速しないからこそ、従来のレジーナよりも体感できるほどに速くなっているのではないでしょうか!
この先は実際に乗っていただければ分かるのですが、ドロップの底で不快な揺れなし、スムーズなコーナリング、息を吐く間も無くこれを繰り返し完走します。
いやー、素晴らしい。
素晴らしすぎました。
従来のレジーナも大好きでした。
それはもちろん、考え尽くされたコースありきなのですが、これまでの記憶を遥かに上書きする素晴らしい新車両での体験。最高でした。
園内全体で楽しめる
乗車体験終了後、今回のリニューアルに関して関係者の皆様にお話を伺いました。
今回のリニューアルに際して、エリアコンセプトをスチームパンクにレジーナ周辺の整備をおこなったとのこと。しかし、スチームパンクで統一されたのはエリアの造形物だけではありませんでした。レジーナⅡの運行を支えるスタッフさんのコスチュームまで徹底したテーマ意識のもと、スチームパンク調のものが採用されています。
園内のレストランで提供される、レジーナⅡ開業記念メニュー。
周辺の踏切もスチームパンク調に。
園内ではレジーナⅡ歓迎ムード一色ですが、担当者の話では、開業後は1日2,000人の利用を見込んでおり、同園内の新滑空水上コースター「カワセミ」と共に、スリルを求めて訪れた来園者を虜にすること間違いなしです。
前と後ろどっちに乗るのが良い?
ここからは、これから体験するみなさまに向けたお話です。
私自身ジェットコースターが好きな人と話していると、結局のところ、前の方が良いの?後ろの方が良いの?みたいな話になるのですが、このレジーナⅡにおいては、決めきれませんでした。
先頭に乗ると、景色が良いだけでなくコース中の小さなキャメルですら浮きます。最後のブレーキ前、地上付近を走行するシーンは想像以上に綺麗に浮いてくれます。
しかし、最後尾も捨てきれません。なぜなら、スピードが上がった分、当然各ドロップの迫力も増しているからです。全体を通してのずっしり感は圧倒的に最後尾の方が感じられます。
本日から女王が横になったようなこの素晴らしいコースに車両が帰ってきます。ぜひ、先頭、最後尾、乗り比べて、お気に入りを見つけてみてください。