2023年でウォルト・ディズニー・カンパニーは創立100周年を迎えます。世界のディズニーパークが迎えるアニバーサリーの1年間を見ていきます。
香港ディズニーランドはウォルトとミッキーの新たな像「ドリーム・メーカーズ」をお披露目、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのEPCOTは「ウォルト・ザ・ドリーマー像」をお披露目しました。
全世界のディズニーリゾートにウォルト像が登場
ディズニー100周年を記念して設置された新たなウォルト・ディズニーの像。東京ディズニーランドには「パートナーズ像」、東京ディズニーシーには「ストーリーテラーズ像」がありますが、香港ディズニーランドとしては初めてのウォルト像で、これで全世界のディズニーパークを有するリゾートにウォルト像が設置されました。
「ドリーム・メーカーズ」は、ファンタジーランドのカルーセル前に設置されています。オープン以来「王様の剣」があった場所に、ウォルトがやってきました。
ディズニーランドの原点を示す像
ウォルトが娘を連れてグリフィスパークを訪れ、カルーセルに乗っている様子をベンチから眺めている際に、大人も楽しめる遊園地が必要だと思い至り、ディズニーランドのアイデアが生まれたという有名なエピソードをモチーフにしています。
カルーセルを見ながらベンチに座っているウォルトが、ミッキーにカルーセルを示しているような像です。
眠れる森の美女の城から生まれ変わった「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」が背景になっています。ディズニーのヒロインたちの物語を背中に受けながら、ディズニーランドの原点を示しています。
EPCOTにも新たなウォルト像
ディズニー100周年のウォルトの誕生日には、EPCOTでも新たなウォルト像が登場。「ウォルト・ザ・ドリーマー」がお披露目されました。
オリジナルのEPCOT(実験的未来都市)建設を夢見るウォルトの姿が表現されています。
リニューアルオープンしたEPCOTのワールド・セレブレーションの腰掛けるスペースに、ウォルトも座っています。発表時のアートでは、ウォルトが1人座り佇んでいるデザインでしたが、ウォルトの横に座れる場所に登場しました。
100周年のレガシーへ
結局パークでの展開はあまりなかったディズニー100周年の2023年。2つのパークでウォルト像が新たに作られたことで、100周年のレガシーを未来に繋ぐことになりました。
ディズニーランド誕生の瞬間から、晩年の姿まで、パークを築いたウォルトの夢を表現した2つの像です。
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