日本橋三越本店 本館7階催物会場にて「Disney100 THE MARKET in 日本橋三越本店」が、2023年8月9日(水)〜21日(月)の期間、開催されています。会場横の特別展示として、三越創業350周年の特別展示が行われています。
三越350周年展示
ディズニーは創立100周年を迎えますが、三越は創業350年。歴史を感じさせる特別展示が行われています。会場は、ディズニー100周年を記念した国内最大規模の物販イベントの横。
約65年前、まだ日本にディズニーパークがなかった時代にやってきたディズニーランドの展示です。
本家開業からわずか2年後
1957年4月30日〜6月2日、日本橋三越本店屋上で「こどもの夢の国 楽しいディズニーランド」が開催されました。カリフォルニアにディズニーランドがオープンしてわずか2年後のことです。
パノラマや模型によってディズニーランドの全貌を紹介したイベントで、朝日新聞厚生文化事業団が「子供たちに健全な娯楽と楽しい夢を」と主催し、ディズニーと正式に契約したイベントでした。東京ディズニーランドがオープンする26年前、日本に最初にやってきたディズニーランドです。
三越伊勢丹の資料館に残されていた当時の写真が展示されています。カラーのポスターは実物です。
各テーマランドを表現
屋上に作られた会場には、大きなダンボがお出迎え。トゥモローランドを象徴するロケットや、アドベンチャーランドやフロンティアランドの展示、そして眠れる森の美女の城まで再現されています。
アトラクションは、ティーカップが稼働していました。
開催期間は1ヶ月強。そのためだけに作られたとは思えない再現度で、ディズニーランドの世界を作っています。
貴重な写真で当時の様子が見えてくる
当時の貴重な写真からは、ダンボの紐を引っ張ると鼻や耳が動いた様子や、ウォルトの写真が飾られていた様子なども見えてきます。
写真をよく見ると、日本橋の屋上から国会議事堂が見えるなど、当時の東京の風景まで伝わってきます。
企画段階のアートも展示されており、眠れる森の美女の城やアトラクションが描かれ、ディズニーランドをミニサイズで再現しようとしていた様子が伝わってきます。
当時は一般公開されていない企画資料のため、このような形で展示されるのは史上初めてかもしれないとのこと。
約65年前、日本に初めてできたディズニーランドの様子がわかる貴重な展示です。