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東京の中心で身体感覚を揺さぶる TOKYO NODE「Syn:身体感覚の新たな地平」

2023年11月8日 あとなび

⻁ノ門ヒルズ ステーションタワーでは、TOKYO NODE開館記念企画「“Syn : 身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」を、2023年10月6日(金)〜11月12日(日)の期間、公演しています。

70分間のイマーシブシアター

“Syn : 身体感覚の新たな地平”は、真鍋 大度・石橋 素が主宰するクリエイティブチームRhizomatiksと、MIKIKO率いるダンスカンパニーELEVENPLAYによる完全新作です。観客が会場へ入り込むことで変容していく空間と、目の前に現れる24人ものダンサーを通して、AI時代に変化する“人間の感覚”を改めて問い直す、没入型パフォーマンスです。

展覧会やダンスパフォーマンスの枠組を超えた、新たなイマーシブシアター。約70分間の体験時間を通じて、新たな身体感覚を問われ続けるイマーシブ体験。完全入れ替え制で、予約時間毎にグループで進んでいきます。

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目の前で繰り広げられるダンスパフォーマンス

虎ノ門ヒルズの新たなタワービルに入り、エレベーターで45階へ。会場に踏み入れると、そこは研究室のような部屋。カプセルには実験体のような人体のようなものが入っています。

観客とダンサーの間に垣根はなく、座席や立ち位置が決まっているわけでもない、イマーシブな空間。自分の立ち位置でパフォーマンスの形や見え方が変わってきます。

中央には制御卓があり、周りには自分たちの顔が映ることも。エラー表示が出る中、カプセル内の人体も動き出し、パフォーマンスを展開。AI時代を思わせる近未来世界観は、東京の中心にできた新たなタワービルが担う未来を象徴するかのようです。

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身体感覚を問い直す体験

壮大な世界を見せられ、促されるままに次の部屋へと進むと、ゴーグルが渡されます。そこに広がるのは巨大な壁が立った白いだけの空間。

壁には大きな球が映し出され、鼓動のように動き、ゴーグルの効果で3Dに見えます。壁は球を映しながら動き始め、観客を誘導し、新たな空間を生み出していきます。

そこに現れたモノリスのようなオブジェたち。オブジェたちは統率の取れた動きを見せ、生身のダンサーとオブジェがお互い意思疎通しているかのように舞っていきます。

色彩と音楽も加わり、3D効果で現実に見えない世界が広がっていく感覚です。

壁は新たな空間を生み出し、観客もその中に取り込まれるように動いていく中で、新たな次元へと観客を連れていくかのよう。

光と影、手前と奥、過去と未来、物体と液体、あらゆる感覚に新たな地平を見せる空間。芸術と技術の両面から身体感覚を揺さぶります。

複合現実の世界

最後の部屋では、暗く静かな空間の中に、張られた水と水上のグランドピアノが置かれています。

ひとりでに鳴りだすピアノと、水面の波紋。不思議な空間に置かれたグラスを覗き込むと、ピアノを弾く人物と、水上で踊る人物が見えてきます。

MR(複合現実)を通じて出会う人物により、ピアノとダンスの演者と観客の見る世界が繋がります。

“Syn : 身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY
期間:2023年10月6日(金)~11月12日(日)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C (虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
所要時間:約70分 (完全入替制)
チケット価格:一般 8,000円、学生 4,000円、こども 2,000円(土日祝は全券種+300円)
※全日日時指定制
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虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」開館記念企画

“Syn : 身体感覚の新たな地平”は、TOKYO NODE開館記念企画。2023年10月6日(金)に開業した、⻁ノ門ヒルズ ステーションタワーの中でも特徴的な施設です。

「NODE」とは「結節点」を意味し、ビジネス、アート、エンターテインメント、テクノロジー、ファッションなど、領域やジャンルを超えて様々なコラボレーションを促進。新たな体験や価値、コンテンツや情報を創出し、東京から世界に向けて発信する施設と銘打っています。

“Syn : 身体感覚の新たな地平”を公演しているギャラリーは、45階に位置。46階には東京の眺望を楽しみながら音楽イベントなどが開けるホールを設けています。そして最上部49階のスカイガーデンには、芝生とインフィニティプールが広がり、ここでしか味わえない眺望とエンターテイメントを可能に。

また、8階の一部もTOKYO NODEのエリアに含まれ、XRスタジオやクリエイターの共創の場「TOKYO NODE LAB」になっています。

最頂部にアートやテクノロジー、エンターテイメントを取り入れ、ビジネスと繋げることで、東京らしさを発信し虎ノ門という地で国際ビジネスを行う価値を高めています。

ギャラリーでは、TOKYO NODE開館記念企画 第2弾として「蜷川実花展 : Eternity in a Moment」を、2023年12月5日(火)〜2024年2月25日(日)の期間、開催予定です。

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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