ジブリパークは、新エリア「魔女の谷」を、2024年3月16日(土)にオープンします。開業に先駆け、新エリアが報道陣向けに公開されました。
全5エリアが完成
ジブリパークは、愛・地球博記念公園内に開園。「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアが2022年11月に先行開業し、「もののけの里」が2023年11月に開業し、「魔女の谷」の開業で、約1年半かけてジブリパークの全5エリアが開業します。
「魔女の谷」は、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『アーヤと魔女』といった魔法を扱う映画の世界をモチーフにした建物があるエリア。屋外エリアとしてジブリパーク最大規模です。
空飛ぶオーブン
魔女の谷に入ると、池沿いにレンガ造りの細長い建物が。「空飛ぶオーブン」は、座席も備えたレストランです。
ミートパイ(1,850円)やシェパーズパイ(2,500円)、キッシュ(1,850円)といったヨーロッパらしいオーブン料理を提供します。スイーツや、魔女の谷のビール(1,100円)も販売します。
お店の屋上には庭園が設けられており、屋上で他店舗のテイクアウト商品など飲食を楽しむこともできます。
魔女の家
谷へと入っていくと、噴水広場が見え、魔女の谷のあちこちに水が流れていることに気付きます。正面に建っているのは「魔女の家」。『アーヤと魔女』の主人公アーヤが引き取られる家です。
魔女ベラ・ヤーガの作業部屋は怪しげな雰囲気で、魔法の材料が所狭しと並べられている、圧巻の作り込み。アーヤの寝室には、覗き穴があります。
魔女の家の内部に入るにはプレミアムチケットが必要です。
飛行機乗りの塔
愛・地球博記念公園に入り、魔女の谷へと向かっている時には見えていたハウルの城も、魔女の谷に迷い込むと見えなくなってしまいます。
迷路のように入り組んだ街並みに「飛行機乗りの塔」が出現。『天空の城ラピュタ』のパズーや『魔女の宅急便』のトンボのような空を飛ぶことに憧れる少年の家をイメージした子ども向けの遊び場です。
天井を見上げると、オーニソプター(羽ばたき式飛行機)が浮かんでいます。2階に上がる梯子や階段は小学生以下の子供限定の遊具。大人は外の階段から2階にアクセスできます。
フライングマシン
飛行機乗りの塔を上がっていくと、「フライングマシン」が出現。3〜12歳を対象としたアトラクション(1回500円)です。
「年に一度、村にやってくる移動遊園地」をイメージした遊具で、スタジオジブリ作品に登場する乗り物をモチーフに装飾しています。
大人は子供の付き添いでのみ乗車できます。
廃墟通り、時計塔
様々な建物が並ぶ魔女の谷を進んでいくと、かつての集落の名残を感じさせる石壁が続きます。廃墟をのぞいてみると、荒地や古井戸も。
大きな時計塔も建っており、3つの鐘が魔女の谷に時を告げます。時計塔を登っていくと、ハウルの城が現れます。
ハウルの城
高台にそびえるのは、『ハウルの動く城』に登場する生きもののような形をした「ハウルの城」。約20mの高さでハウルの城が現れました。1時間に数回、白の一部が動き煙を吐く演出も。
1階から入ると、カルシファーの炉や流し台、テーブル、ソフィーの部屋などがお城の中にあります。2階にも上がることができ、ハウルの寝室や衣装部屋、アトリエなどがあります。
ハウルの城の内部に入るにはプレミアムチケットが必要です。
城の周りには荒地が広がり、かかしのカブがたたずんでいます。近くにはヒンの姿も。
オキノ邸
『魔女の宅急便』の主人公キキが育った「オキノ邸」の前には、広々とした庭園が広がります。
1階には、キキの母親コキリが働く魔女の店があり、花の香りに満ちています。
2階にはジブリパークを見渡せるキキの部屋が。机には友達からの手紙が貼ってあり、キキの生活が垣間見えます。ベッドの上にはトトロのぬいぐるみも。
オキノ邸の内部はプレミアムチケット限定です。
メリーゴーランド
「年に一度、村にやってくる移動遊園地」をイメージした遊具で、スタジオジブリ作品に登場する乗り物や動物・キャラクターをモチーフに装飾しています。
利用は3~12歳500円、大人1,000円。
グーチョキパン屋
『魔女の宅急便』のキキと黒猫ジジが暮らす「グーチョキパン屋」は、実際のパン屋として営業しています。
バケット(600円)や、名古屋らしいナポリタン(480円)やういろうカヌレ(600円)も販売します。
裏庭には、キキの洗濯物も干してあります。裏庭からは2階へと上がれる階段があり、屋根裏部屋のキキの部屋のぞくことができます。オキノ邸のキキの部屋と異なり、修行に励む質素さが伺えます。
ハッター帽子店
『ハウルの動く城』のソフィーが切り盛りする2階建ての帽子店。ヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式で建てられています。
1階はキャンディ缶や帽子を販売するショップ。2階は魔女や草花など魔法にまつわる書籍が並ぶ本屋「魔女の本棚」で、どちらも実際に営業しています。
2階は「グーチョキパン屋」のキキの部屋と「魔女のエレベーター」で繋がっています。
ホット・ティン・ルーフ
ホットドッグスタンド「ホット・ティン・ルーフ」は、黄色い外観が目印のテイクアウト専門店。ドタバタと跳ね回るネコが看板のお店では、オリジナルのホットドッグ「ネコの手ドッグ」(990円)を販売します。
フライドポテトや魔女の谷ビールなど、魔女の谷を楽しむフードドリンクもテイクアウトできます。
13人の魔女団
魔女の谷の出口付近にあるのがショップ「13人の魔女団」。魔女の谷のオリジナルグッズが揃うショップです。
『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』の3作品をモチーフに、イギリスのブランド「LIBERTY」と共同開発したトートバッグ(3,080円)やシャツ(16,500円)などが購入できます。
陶磁器ブランド「ARABIA」からは、グーチョキパン屋、ハウルの城、魔女の家をデザインしたプレート(4,950円)やマグ(4,400円)が並びます。
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。