新江ノ島水族館は、刺繍作家hinakaさんの初コラボレーションとなる刺繍フラッグペン3本を、2023年7月17日(月)に発売しました。
小さなフラッグで世界観を表現
刺繍作家hinakaさんのオリジナルデザインのアイテムを展開しているヒナトリエシリーズは、主役となる動物と周りを彩るモチーフによって作られるストーリー性を大切にしており、その世界観を繊細な刺繍で表現しています。小さなフラッグの中で動物たちが紡ぎ出す素敵な物語を感じることができる、他にはない特別感にあふれたアイテムを展開しています。
相模湾大水槽
「相模湾大水槽」は、相模湾の環境をできるだけありのままに再現した、新江ノ島水族館内で最大規模の水槽です。相模湾を代表する魚種の一つ、マイワシ約8,000匹の群泳をはじめ、100種約20,000匹の生き物たちを岩礁や沖合のようすなどさまざまな角度から観察することができます。
お腹をこちらに向けて愛嬌たっぷりに泳ぐホシエイと、体の後ろ半分を悠々とくねらせてさっそうと泳ぐドチザメ、水槽の中を散歩するイサキやきらきらと輝くマイワシの大群たちのワンシーンをフラッグの一コマに閉じ込めました。斜めに横断するマイワシを軸にすることで、水槽の奥行きや波の流れを表現しています。相模湾の生き物たちが繰り広げる海のにぎやかな物語を心ゆくまで楽しめます。
クラゲファンタジーホール
世界有数の幻想的なクラゲの癒し空間「クラゲファンタジーホール」では、常時約14種類のクラゲを公開しています。クラゲの体内をイメージさせる半ドーム式の空間に配置した大小14の水槽の中で、悠久の時を超えてふわふわと漂う、美しきクラゲの世界を楽しめます。
黄褐色の傘に色鮮やかな赤い触手を揺らめかせながら浮遊する大型クラゲのパシフィックシーネットルと、照明演出で色とりどりに光りながら漂う2匹のミズクラゲたちを、小さなフラッグの中にデザインしました。漆黒の静かな空間で浮かび上がるクラゲたちの透き通るような繊細な美しさをとしなやかさを、糸の濃淡や異なるステッチ使いで表現しています。今にも動き出しそうな個性豊かなクラゲたちと一緒に幻想的な海の世界に出かけてみませんか。
カクレクマノミ
相模湾は、北から流れる寒流「親潮」と、南から流れる暖流「黒潮」の影響を受けて、海洋生物が数多く生息する豊かな海です。黒潮水槽では、相模湾の先の南の海でくらすカクレクマノミやチンアナゴといった鮮やかな模様を身につけた魚を展示しています。今年もこの水槽でカクレクマノミの赤ちゃんが誕生しました。
太陽の光が降り注ぐ亜熱帯の海を意識した明るいレモンイエローの背景に、館内で出会ったカクレクマノミたちがイソギンチャクとかくれんぼをしているシーンを刺繍で表現しました。頭から胸びれ、尾びれまで全て1本の黒糸で繋げることで、カクレクマノミの特徴的な柄のコントラストを引き立てています。無邪気に遊び回るカクレクマノミたちを包み込む、ふかふかのイソギンチャクの質感にも注目です。フラッグを眺めていると、なんとも微笑ましい光景が目に浮かんできます。
コメント
新江ノ島水族館
他の水族館にはないオリジナルグッズの開発を考えていた時に、偶然ペノンさんの商品を見つけてご連絡をしたことがきっかけで今回のコラボレーションが実現しました。大人でも手に取りやすいデザイン性の高さと、脱プラを目指した環境問題への取り組みにも共感できたことが決め手になりました。日常の中でペンに触れながら、新江ノ島水族館の魅力と環境問題を身近に感じていただけたら嬉しいです。
刺繍作家hinaka
新江ノ島水族館の雰囲気や生き物たちの魅力を存分に表現したく、1日かけて館内をじっくり周りスケッチをしました。生き物の形や動きだけでなく、水槽の前に立った時の感動の気持ちをメモに残し、そこで生まれる物語を想像しながら丁寧に刺繍に起こしています。この商品との出会いによって、相模湾や新江ノ島水族館の魅力を改めて感じてもらえると嬉しいです。
PENON フラッグペン L
クラゲファンタジーホール、相模湾大水槽、カクレクマノミ
価格:各1,500円(税込)
販売場所:新江ノ島水族館「メインショップ」