ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの最寄駅ユニバーサルシティ駅が通るJR桜島線(ゆめ咲線)に、新大阪駅からの直通臨時列車が、2025年に設定されます。
万博アクセス主要ルート上に
2025年大阪・関西万博では、会場の夢洲へのアクセスルートとして、大阪メトロ・中央線とJR桜島線・シャトルバスが位置付けられました。後者はJR桜島線の終点、桜島駅からシャトルバスに乗り継ぐ方式で、万博想定来場者2,820万人のうち200万人ほどが利用する想定です。
桜島駅の隣駅はユニバーサル・スタジオ・ジャパン最寄りのユニバーサルシティ駅。桜島駅の駅前にはオフィシャルホテルのリーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパンもあり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンから徒歩でアクセスも可能です。
JR桜島線が万博アクセスの主要ルートに設定されたことで、万博期間の路線強化が行われ、結果的にユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアクセスも向上します。
新幹線からのアクセス向上
万博期間は、新大阪駅から、東海道線支線・うめきた大阪駅、大阪環状線・西九条駅を経由して、桜島線・桜島駅に直通する臨時列車を設定する予定が発表されました。新幹線の停車駅である新大阪駅からのアクセスが向上します。これまで新大阪駅からは、大阪駅の乗り換えが必要でしたが、直通列車が臨時設定されます。
さらに、万博期間中は桜島線の列車も増発。これまで1時間片道9本でしたが、最大12本運行されます。現行通りの大阪駅・西九条駅での2回乗り換えの際も乗り換えの待ち時間が短くなります。
西九条駅にホーム柵を導入
利用者増に向け、大阪環状線と桜島線の乗り換え駅である西九条駅では、全ての乗り場にホーム柵を整備します。ホーム柵は万博期間後も続く恒久的な設備になるようです。
また、桜島駅では万博開催期間限定で駅改良を実施。期間限定で改札を増設します。
桜島線をカーボンニュートラル化
JR桜島線は、2022年下期から「カーボンニュートラル線区」と位置付けられます。JR西日本で初めて、再生可能エネルギー由来の電力を活用して運行。
JRゆめ咲線の列車と駅で使用する電力に相当するCO2排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)とします。