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大阪・関西万博2025 公式キャラクターが決定

2022年3月22日 あとなび

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクターデザインが決定し、2022年3月22日(火)に発表されました。

大阪万博キャラクター「C案」に決定

ロゴマークをそのままキャラクターに出来ないかな?というアイデアから生まれました。「水の都」の水と一緒になることで、姿を変えられることをコンセプトに、ロゴマークをパ ーツに分けて、色々な形のキャラクターを考えてみました。生き生きとしたロゴマークのイメージを損なわない様に心がけました。

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特徴

このキャラクターに定まった形はありません。メインのデザインはあくまで形のひとつ。赤い部分は分裂し、青い部分は自在に形を変える。定まることはありません。万博に関わる全ての人々、一人一人の頭の中で、キャラクターは色々な姿に変化してゆきます。だからこそ、その形は、今の多様性の世の中から善き未来の姿をうつし出すことを願っています。

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ロゴマークとの関係性

生きているロゴマークは、ずっと「変わりたい」と願っていました。ある時、清い水と出会ったことで、色々な形に姿を変えることが出来る様になりました。その時から、ロゴマークはこのキャラクターと、ひとつになりました。ロゴマークは「なりたい自分になる」そう願いながら日々、より善き姿を求めて変化しています。想像する力がある限り、変化の可能性は無限大です。

制作者

グループ名:mountain mountain(マウンテンマウンテン)
作者(代表者):山下 浩平(やました こうへい)
生年:1971年
職業:デザイナー・絵本作家

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選考委員会コメント

座長 原研哉さん(グラフィックデザイナー)

選考委員会座長の原研哉さんは、B案とC案が大変接戦だったと明かし、シンボルマークとの親和性を重視して審査されたことを説明しました。

B案もC案もシンボルマークを上から被っているデザインですが、C案はフレキシブルに変化するデザインであることを評価。シンボルの身体は人間の形というより、水のようにいかなる形にも変容できる形だと審査委員会は理解しているとし、今回発表されたものは、紙の上に止まった形ですが、今後は着ぐるみやプリントだけでなく、メタバースやネット上にも展開されるという点でも、このフレキシビリティがどのように活用されるか非常に楽しみだと語りました。

多様性に対応するキャラクターとして、この可能性を多くの方に感じていただければと語り、4万件を超える意見に感謝。意見の中ではC案が一番リアクションが多かったと明かし、キャラクターは好き嫌いや適性よりも興味の喚起力も非常に大事で、スター性があるというのは、出た時に世の中にどれほど反応があるか。そういう意味でも良いマークが選ばれたと評価しました。

まだ生まれたての存在で、皆さんの期待や思いが寄せられててんこ盛りになって初めてシンボルになっていく、大きな器を持ったキャラクターだと、これからの展開に期待を寄せました。

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中川翔子さん(歌手・タレント) 

選考委員の中川翔子さんは、人生史に残る非常に貴重な経験をしたと感謝。会議が激しく意見が盛り上がったという中で、C案の日本だから生まれる個性、可愛さ、面白さに心を奪われたそうで、会議中に興奮して語った時間があったとのこと。魅力としてロゴマークの奥から満面の笑顔がのぞいているところを挙げました。

また、C案は発表された姿だけでなく、身体の部分が水の都を象徴するように変容する姿も挙げられているとし、私はここがいいな、私はこれがいいなとそれぞれが思えるところを特徴としました。

会場に行った時にこの子が歩いていたらすごく嬉しいですねと、グリーティングの可能性についてもコメント。

「今までの歴史で言ったらこのぶっ飛んだデザインが選ばれるのはかなり斬新だなと思うんですが、どんどん話題になって、大阪だけでなくて、日本全体で海外でも盛り上がって人気になっていくんじゃないかなと。これからも応援していきたいなと思っています」と締めくくりました。

1,898作品の中から選出

作品は、2021年11月1日(月)〜12月1日(水)に応募された1,898作品の中から選ばれました。2022年3月2日(水)に、各選考過程を経て選ばれた最終候補作品3作品を発表。3月2日(水)〜10日(木)に実施された意見募集には、40,704件のの意見が寄せられました。

最終選考委員会では、各最終候補作品への意見を参考にしながらキャラクターデザイン選考委員による選考を行い、最優秀作品を選出しました。

キャラクターの名前は決まっておらず、4月下旬から募集開始を予定しており、夏以降に愛称の発表を予定しています。

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キャラクターデザイン選考委員

座長
原 研哉(グラフィックデザイナー)
選考委員
井口 皓太 (映像デザイナー/クリエイティブディレクター)
石川 和子 (一般社団法人日本動画協会 理事長)
江口 あつみ (江崎グリコ株式会社 執行役員 経営企画本部 コーポレートコミュニケーション部長)
齋藤 精一 (パノラマティクス主宰 クリエイティブディレクター PLL クリエイター)
シマダ タモツ (グラフィックデザイナー)
五月女 ケイ子 (イラストレーター/エッセイスト)
中川 翔子 (歌手・タレント)
畠山 陽二郎 (経済産業省 商務・サービス審議官)
堀井 雄二 (ドラゴンクエスト ゲームデザイナー)
守屋 貴行 (Aww,NION 代表取締役/プロデューサー)

※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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