マリンワールド海の中道は、ペンギン専用のオーダーメイドサポーターを、2023年5月に開発しました。
足を引きずるペンギンのためにサポーターを開発
マリンワールド海の中道のケープペンギンのライムは、15歳のメスです。2023年4月頃に足先を引きずって歩く動作が見られるようになり、マリンワールド海の中道ではその対策、原因の調査を行っていました。
足先を引きずるようになった初期は、歩行の際に足の甲を返すことができずに引きずっていたため、足の甲が擦れてしまっていました。そこで足の甲の保護と足先の引き上げを目的としたサポーターの製作を検討していたところ、動物用サポーターメーカーの株式会社anifull(アニフル)と繋がり、今回のペンギン専用サポーターの開発に至りました。
株式会社anifull(アニフル)では、主に犬用のサポーターを開発していますが、様々なサイズの犬や犬以外の動物にも対応できるようにオーダーメイドのサポーター製作も行っています。過去には猫やうさぎ、キリン等のサポーターを製作しており、今回ペンギンのライムとの出会いをきっかけにペンギン専用サポーターの開発に挑戦しました。
足先保護用サポーター
サポーターは全長10cmでペンギンの足に合わせた設計で、水かきのあるペンギンの足にもフィットするよう、立体的な形状です。本体の生地はクッション性のある滑り止め素材を採用し、長時間装着してもズレにくく、足の甲を保護できるよう製作されています。
また、取り外し可能な低伸縮の緑色のサポートベルトにより、その時の状態に合わせて足先の引き上げの調節を行うことができます。