東日本遊園地協会、西日本遊園地協会らによる「遊園地・テーマパークにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」が、2023年2月9日(木)に改訂されました。
大声・会話に関する変更
従来は、遊園地・テーマパークの場内では、個別の施設特性に応じて「大声や長時間の会話を控えること」とされてきましたが、大声や会話に関する記述を削除しました。
正しいマスクの着用や対人距離の確保、換気は継続して求められています。
待ち列やショー鑑賞時の身体的距離(ソーシャルディスタンス/フィジカルディスタンス)の確保についても、人と触れ合わない程度の距離を保つことを認める条件として、マスクの着用は継続して求めつつも「大声での発声を控えること」の条件が削除されました。
アトラクションについても、屋外・屋内ともに、大声や歓声を控えるよう促す旨を削除。ただしシアター型アトラクションに列ができる場合は、引き続き大声や歓声を控えるよう促すよう求めています。
また、大音量のBGMは、大声での会話を誘発する可能性があることから留意するよう求められていましたが、BGMの音量に関する記述ごと削除されました。
待ち列での喫食に関する変更
列ができる場合、マスクを着用し触れ合わない程度の間隔をあけることが求められています。マスクを外す必要が生じる喫食について、これまでは、飲料は認めつつ食事をさせないように求めるよう記載されていました。
改訂版では、「飲食時以外はマスクを着用することを呼びかける」とされ、列での食事も認められるように記載が変わりました。
レストランでのアクリル板に関する変更
レストラン等飲食施設においては、テーブル同士やカウンター隣席の間はアクリル板等のパーテーションで区切るか、1m以上の間隔を空けて座れるよう配置するよう求められています。また、テーブル席内では、顔の正面から1m以上の距離を確保するか、真正面の席を避けるか、アクリル板等で区切ることが求められています。
新たに、家族やグループ内では、条件により上記の対応を行わないことができる旨を追加しています。
具体的には、少人数の家族、日常的に接している少人数の知人等の同一グループ。また、介助者が同行する高齢者・乳幼児・障がい者等が同席する場合も、パーテーションで区切る必要をなくしています。
それ以外の場合において、パーテーションでの区切りに関する記載は変わりません。
全国の遊園地・テーマパーク企業によるガイドライン
「遊園地・テーマパークにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」は、2020年5月22日に策定。日本国内の遊園地運営会社が加盟する東日本遊園地協会、西日本遊園地協会と、株式会社オリエンタルランド、株式会社サンリオエンターテイメント、株式会社志摩スペイン村、ハウステンボス株式会社、合同会社ユー・エス・ジェイ、LEGOLAND Japan 合同会社が賛同しています。編集者は東日本遊園地協会、西日本遊園地協会、株式会社オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート運営会社)、合同会社ユー・エス・ジェイ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン運営会社)です。
上記の変更内容は、改訂箇所の一部です。また、各施設はガイドラインを踏まえた上で独自の対策をとっています。必ずしもガイドライン通りに規制・解除が行われるわけではありません。必ず来園する施設の取り組みを確認し、それに従ってください。