鴨川シーワールドは、2021年7月に誕生し、人工哺育で育ったベルーガの水中トレーニングを開始しました。
人工哺育で育ったベルーガ
ヴィズは、鴨川シーワールドで初めて誕生したベルーガの赤ちゃん2頭のうちの1頭。誕生直後から順調に見えていた「ヴィズ」でしたが、生後6日目から授乳不良がみられ、急に元気を失ったため飼育員の手によって人工哺育で育てられました。国内におけるベルーガの人工哺育は事例が少なく試行錯誤の連続でしたが、飼育員たちは泳ぐことさえできなくなった「ヴィズ」のために補助具を作製して1日8回の人工哺乳に並行してリハビリを続けました。今では回復し大人のベルーガたちと一緒にマリンシアターで暮らしています。
パフォーマンスに向けてトレーニング開始
人の手で育てられた「ヴィズ」は飼育員たちと強い信頼関係を築いており、すでに海洋哺乳類の飼育には欠かせない受診動作訓練も習得しています。この春からは、パフォーマンスへの出場に向けてダイバーと一緒に水中トレーニングを開始しました。不定期で、マリンシアターで見ることができます。