よこはま動物園ズーラシアは、フランソワルトンの赤ちゃん(オス)の愛称が「ポンズ」に決定しました。
母親「ユズ」と相性の良い調味料が由来
2023年5月29日(月)に誕生したフランソワルトンの赤ちゃん。愛称が「ポンズ」に決定しました。6月16日(金)~26日(月)に行った来園者による愛称投票で、総数274票のうち最多の172票を獲得しました。母親のユズにちなんで、柚子と相性の良い調味料が由来になっています。
ポンズは、生まれて数日は寝ていることが多かったのですが、1週間ほどすると起きている時間が長くなり、周りに興味を持ち始めました。これからどんどんと活発になっていく見込みで、群れの仲間たちに見守られながら成長しています。
赤ちゃん含め計11頭を飼育
フランソワルトンは、霊長目オナガザル科。ベトナム北部から中国南部の一部にかけて分布し、4~6亜種または種に分類されます。
ズーラシアでは、ベトナム北部から中国南部にかけて生息している基亜種を、オス6頭、メス5頭の計11頭を飼育しています。国内では6園館で31頭が飼育されています。
河川に面した石灰山地や険しい岩山のある熱帯モンスーン林に住んでいて、1頭の雄に対し、複数の雌からなる群れを形成しています。生息数が少なく、絶滅が心配されています。
中国のフランス領事館で当時働いていたオーギュスト・フランソワが、中国でフランソワルトンの毛皮の標本を見つけ、それをヨーロッパに持ち帰って広めたと言われています。 そして、ルトンはマレー語で「葉を食べるサル」という意味があります。