東京コミコン2025が、2025年12月5日(金)〜7日(日)の期間、開催されました。
『ロード・オブ・ザ・リング』コンビが登場
最終日の朝には、イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、トム・ウィルソン、クローディア・ウェルズのセレブ・ステージが開催。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで、主人公フロド・バギンズ役を演じたイライジャ・ウッド氏と、彼のもっとも信頼のおける旅の仲間サム(サムワイズ・ギャムジー)を演じたショーン・アスティン氏の盟友コンビ。ステージには長年ウッド氏の日本語版吹き替え声優を務め、さらに『グーニーズ』でアスティン氏の声優も務めた浪川大輔氏も登壇しました。
浪川氏の正体を知るとふたりは「ワーーオ!」(ウッド氏)、「マイバディ!」(アスティン氏)と大喜び。固い握手やハグを交わしていました。
ウッド氏は過去に東京コミコンで来日した際、皇居周辺でジョギングをし思い出に触れ、「参加したレースで一緒にゴールラインにたどり着いた日本人と一緒にセルフィーを撮りました」と回想。続けて「今回のコミコンで私との撮影に参加してくれたファンがその人で、“あの時の写真だよ”って見せてくれたんです。驚きました」と語り、数年越しの再会を嬉しそうに明かしました。
アスティン氏は今年から全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の新会長に任命されたことについて「俳優たちには、守られる権利があります。身体の安全だけでなく、心身や経済面の安全も大切です。だからできる限り、私の力で彼らを守り、安全を担保したいと思っています」と責任感と信念に満ちたスピーチを行い、会場は拍手に包まれました。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』40周年をお祝い
そして、今年公開40周年を迎えた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』より、クリストファー・ロイド氏、リー・トンプソン氏、トム・ウィルソン氏、クローディア・ウェルズ氏が登壇しました。
ちょうど40年前の12月7日は日本公開日ということで、メモリアルな日を日本のファンと一緒に祝いました。ステージ序盤には、アンバサダーの山本耕史氏が主人公マーティの衣装で登場し、劇中でもおなじみの楽曲「The Power of Love」を熱唱。会場を一気に盛り上げると、日本語吹き替え版でマーティの声を務めた三ツ矢雄二氏が「ママ」「ビフ」「愛するジェニファー」「ドク」とキャラクター名で4名のゲストを呼び込みました。
登壇した4名は、それぞれが考える「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が日本で愛され続ける理由」を分析。トンプソン氏は「普遍的で感情移入できる物語」、ウィルソン氏は「日本でも人気の SF 文化と、愛情・友情ドラマの融合」、ロイド氏は 「自由自在に時間を飛び回ることへのロマン」を挙げました。一方ウェルズ氏は「日本人は穏やかで静かな視点を持ち、“超完璧”を愛し、求めていると思います。それは映画に関しても同じなので、日本人に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が愛されるのは、本作が完璧だからです。この映画には一切の間違いがありません」と胸を張ってコメント。さらに「日本の皆さんはそんな完璧主義を誇り、世界の人々にもっと“日本人はこうなんだ”って教えてあげてください。尊敬しています」と、日本人の国民性を熱く称えていました。


2025年12月8日 

































