TDR周辺ホテルにも「宿泊税」導入へ 浦安市が検討表明

千葉県浦安市は、宿泊税を導入する方針を、内田市長が2024年2月8日（木）の定例記者会見で表明しました。同日の千葉日報などが報じました。

2025年度以降に徴収へ

浦安市は東京ディズニーリゾートが立地し、ディズニーホテルやオフィシャルホテルをはじめ舞浜・新浦安エリアを中心に多くのホテルがあります。市内のホテル室数は約12,000室。

市長は以前から宿泊税の導入を検討していたものの、コロナ禍に突入。改めて2025年度以降の導入に向け、外部検討委員会を設置します。

宿泊税が導入されれば、千葉県初です。

新浦安エリアに「星野リゾート 1955 東京ベイ」誕生 東京ディズニーリゾートから無料バスも運行

ホテルハイタワーのグッズが新登場「タワー・オブ・テラー」グッズ12/26発売

東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル、新エリアへの直結エントランスを導入

東京都は最高200円を徴収

隣接する東京都は、2002年から全国で初めて宿泊税を導入しています。

東京都の宿泊税は、宿泊料によって決まっており、1人1泊の宿泊料が15,000円以上は200円、10,000〜14,999円は100円、10,000円未満は免除されています。都税制調査会は2023年10月に引き上げが妥当との報告書を都知事に提出。今後税額区分が引き上げられる見通しです。

大阪府は宿泊料20,000円以上の場合300円を徴取するよう上限が高く、下限も7,000円から徴取するよう引き下げています。

他に、京都市、金沢市、福岡県、長崎市などが宿泊税を導入しています。

宿泊税は法定外目的税で、ホテル・旅館を通じて徴収され、自治体の観光振興に充てられます。