ハウステンボスは、「ワクワクが、続々!」を新テーマにすることを、2025年4月21日(月)に発表しました。
ハウステンボスは「地方都市の未来を賭けた挑戦」
「世界唯一のミッフィーをテーマにした新エリア全概要発表会」を都内で開催。
ハウステンボス株式会社の髙村耕太郎社長CEOが、ハウステンボスの成長戦略について説明しました。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの役員から、ハウステンボスの社長に転職した髙村社長。
ハウステンボスを「日本の地方都市の未来を賭けた挑戦」と評し、九州を世界有数の長期滞在型都市の集約地にすることで、地方都市の新たな未来を創造すると展望を示しました。
現在の欠点は時間の流れが短調になりすぎる
ハウステンボスについて、美しい景色が主役のテーマパーク・テーマリゾートで、安らかな時間を過ごせる、時間が自然にゆっくりなるような幻想的な空間だと表現。
一方、時間の流れが短調になりすぎるという欠点を指摘しました。そのため、現在来園者の約4割が60代以上だといいます。
短調さを改善するため、ゲストの世代・性別を選ばずに、単純に楽しいと思えるモーメントを創出するとし、成長戦略の第一弾として、ミッフィーのエリアを紹介しました。
ミッフィーと社長が新エリアを発表
1992年のハウステンボス開業以来、規模・投資額ともに最大というミッフィーエリア。ミッフィーの魅力を最大限に活かした、世界唯一のテーマエリアを一つの美しい公園として作り込みたいと語りました。
会見には、長崎からやってきたミッフィーも登場。
ミッフィーと髙村社長が、エリア名称と開業日を発表しました。
エリア名は「Miffy Wonder Square(ミッフィー・ワンダースクエア)」。ミッフィーの70周年の誕生日となる、2025年6月21日(土)にオープンします。
新テーマは「ワクワクが、続々!」
時間が短調になってしまう施設から生まれ変わるため、新テーマを「ワクワクが、続々!」に設定します。
ミッフィーの新エリアはその第一弾とし、第二弾以降の展開も示唆させました。
また、ミッフィーエリアにも、オープン後の秋に新アトラクションを投入します。秋オープンの「ミッフィーのドリームストーリーブック」は、ミッフィーの絵本の世界に入れるウォークスルー型アトラクションです。
ハウステンボス株式会社の糸山尚宏CMOは、このアトラクションについて「世界でも類まれな施設になる」だとアピールしました。
「憧れの異世界。」も継続
ハウステンボスは、株式会社刀がマーケティングに参画し、髙村社長が就任する2023年秋に、テーマを設定。
「憧れの異世界。」をテーマに設定しました。
今回発表された「ワクワクが、続々!」の新テーマと、「憧れの異世界。」のテーマは共存。
糸山CMOは「憧れの異世界。」のテーマについて、粒度が異なるとし、ハウステンボスが何を提供するのかを約束する“包み紙”だと表現。
「ワクワクが、続々!」は、その包み紙の中で、テーマパークとしての楽しさを伝える、マーケティングのキャンペーンとして設定していると説明しました。