四国水族館は、初となるカワウソをテーマにした企画展「ニホンカワウソを巡る」を、2022年10月7日(金)~11月30日(水)の期間、開催しています。
ニホンカワウソの最後の分布域で絶滅の経緯を知る
カワウソの生態だけでなく、ニホンカワウソが絶滅と判断された経緯や、人の暮らしとの関わりについて、飼育スタッフが描いたイラストを用いた解説パネルで分かりやすく紹介します。また、飼育スタッフがニホンカワウソの最後の目撃地などを実際に訪ね、撮影した映像を上映します。
コツメカワウソの展示エリアでは、絶滅の危機が迫るコツメカワウソの現状を紹介し、カワウソという野生動物の未来について考えます。
絶滅種の指定から10年
ニホンカワウソは1979年の高知県での目撃例を最後に、その姿を見せておらず、2012年に環境省のレッドリストに「絶滅」として掲載されました。ニホンカワウソの最後の分布域が四国であったことから、四国水族館では、かつてニホンカワウソが暮らしていた景色を表現した展示「川獺がいた景」に、仲間のコツメカワウソを展示しています。2022年は環境省によりニホンカワウソが絶滅種に指定されてから10年という節目の年です。
カワウソメニュー&グッズ
飲食店舗では、カワウソをモチーフにしたカワウソワッフル(850円)や海のなかまラテセット(900円)など人気メニューを販売中です。
また、ミュージアムショップではカワウソ関連商品の特設コーナーを設置しています。