アクアワールド茨城県大洗水族館は、サメの仲間・ネムリブカの水槽内での繁殖に初めて成功し、2022年8月27日に4匹の幼魚が誕生しました。
4匹が誕生
アクアワールド・大洗は、サメの飼育種類数日本一を誇る水族館。2021年の日本初となるシロワニの繁殖をはじめ、サメの繁殖に積極的に取り組んでいます。
今回、初めて繁殖に成功したネムリブカは、2016年7月から当館で飼育を開始した個体で、オス1匹とメス1匹のペアで「世界のサメ」水槽で展示をおこなっていました。2022年4月頃からメスの腹部が大きくなり始め、5月には胎動を確認できるなど妊娠の兆候が確認されました。その後、母ザメのお腹の中で順調に成長し、8月27日未明に展示水槽において、母ザメが体長約60cmの幼魚を4匹出産しました。
展示水槽での公開については現在未定で、今後の成長を見守りながら公開時期を調整します。
担当者の喜びのコメント
2022年4月にネムリブカの担当になったばかりの時に妊娠が発覚しました。母ザメのお腹の中で赤ちゃんが無事育ってくれるか、いつ生まれてくるのかドキドキの毎日でした。
今回、無事生まれてくれてホッとした半面、これからは自分の手で元気に育てようと気が引き締まる思いです。