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2万円超のイマーシブシアター「真夜中の晩餐会」イマーシブ・フォート森岡氏&興山氏が語るアトラクション内容

2025年2月4日 あとなび

イマーシブ・フォート東京は、新イマーシブシアターイマーシブシアター「真夜中の晩餐会 Secret of Gilbert’s Castle」を、2025年4月下旬より公演します。

新作イマーシブシアター「真夜中の晩餐会」

イマーシブ・フォート東京は、3月1日(土)より有料のイマーシブシアターのみを運営する施設へとリニューアルします。

リニューアルの目玉として登場する新作が、『真夜中の晩餐会 Secret of Gilbert’s Castle』です。

オリジナルストーリーの作品。19世紀ヨーロッパを舞台に、ゲストは豪華な晩餐会に出席し、華やかな貴族たちの姿や、その裏に隠された秘密を目撃していきます。

体験するゲストは1公演あたり最大50名。キャラクターは25人です。

体験時間は約120分で、その中にある晩餐会シーンでは実際にコースディナーを提供。イマーシブ・フォート東京で初の食事付きのアトラクションとなります。

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2万円を優に超える最高級イマーシブ

現在、最も高級なアトラクションは『江戸花魁奇譚(えどおいらんきたん)』で14,800円。新たなイマーシブシアターは、それを上回る最高級の作品となります。

刀の森岡毅CEOは会見で、「新たな最上級体験をぶっ込みます」と宣言。

価格は未定ですが、森岡氏は「まだ詳細決めてませんけれど、2万円を優に超える価格で設定しようと思ってます。1回に50人ぐらいがマックスで入れるぐらいの規模で、2万円のもっと大きなとこですね。2万100円とかじゃなくて、もっともっと向こうの方に行けるように。ただ最後の仕上がり見ながらみんなで相談しながら、ここは決めていこうと」と、2万円超と説明しました。

『江戸花魁奇譚』より遥かにプレミアムな体験に挑戦するとし、“よりイマーシブに、よりリッチに”というリニューアルは、こういう方向に進化していくということだと語りました。

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ホテル・アルバートⅡ&江戸花魁奇譚の興山氏が制作

株式会社刀 クリエイティブプロデューサー 興山友恵 (おきやま ともえ)

クリエイティブ・ディレクターを務めるのは、興山友恵氏です。

『江戸花魁奇譚』を手掛けている同氏が、さらに高級な作品を制作します。興山氏は過去に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『ホテル・アルバートⅡ』を制作しており、西武園ゆうえんち『没入型ドラマティック・レストラン 豪華列車はミステリーを乗せて』では飲食付きのイマーシブシアターも制作しました。

ストーリーについても興山氏が説明。

ゲストは、とある晩餐会の招待状を受け取り、19世紀ヨーロッパの貴族の邸宅へと進んでいきます。とにかく豪華で、シャンデリアが吊られる中、燭台のローソクが灯る。そんな体験の中で、実際に食事をしながら、物語に巻き込まれていきます。

邸宅だけでなく、物語の厚みを深く出してくれる麓町も広がります。パリの路地裏のような雰囲気が存在し、理髪店とか、礼拝堂とか、いろんな街並みが忠実に再現されている中でも物語が繰り広げられます。

晩餐会での豪華な食事と、貴族とのダンスや会話が楽しめる一方、個室での秘密の体験にも巻き込まれる「とにかくいいものが詰まった体験」だといいます。

ディナーコースを食べながら物語の世界へ

興山氏は、『真夜中の晩餐会』のテーマについて“光と影”と説明。貴族の生活や人生が“光”であれば、その裏側に潜む秘密が“影”の部分になります。

この“光”に値する部分が、晩餐会の体験になるそう。とにかく豪華な世界観の中、誰しもが1度はこんなところでご飯食べてみたいなっていうような世界の中で食事が楽しめます。

コースはディナーコース。前菜、メイン、デザート、ウェルカムドリンクのスパークリングワインなども提供されます。興山氏は「もちろん、この晩餐会は体験に付属するものではなく、体験の一部として進行していきますので、ご飯を食べながら、いろんな物語に巻き込まれながらえ、お楽しみいただければなという風に思っております」と、新たな体験をアピールしました。

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『江戸花魁奇譚』より濃密で美しい体験へ

開業から1年間でチケット完売率が97%。残りの3%は基本的には公演中止による分(森岡氏)という人気の『江戸花魁奇譚』。

『江戸花魁奇譚』の人気について「大変光栄に思っておりますし、素直にとにかく嬉しく思っております。かなり没入度の高い体験になっている中、満足度もかなり高く評価をいただいておりますので、大変素直に嬉しく思っております」と喜んだ興山氏。

濃密なイマーシブシアターを作る上で難しい点については、「『江戸花魁奇譚』だと、約30名のゲストに対し、約30通り、もしくはそれ以上の体験が詰まりに詰まっております。その体験にゲストの頭がフォーカスしてしまって、伝えたいメッセージと、物語の儚さみたいなところが、注意散漫にならないか」と、イマーシブシアターならではの複雑さがあります。

これについて「すごく悩んでいた時期のあったんですけれども、艶やかな花魁だったりとか、賑やかな住人たちが、すごく近い距離で芝居をしながら、ストーリーが進行していく中で、最後のシーンには、涙を流してくださるゲストが本当にたくさんいらっしゃって、ありがたいなという気持ちで思っております」と語りました。

『真夜中の晩餐会』でも、『江戸花魁奇譚』での経験を生かして、濃密に、ストーリーも美しく仕上げていけるように制作しているそうです。

こだわりは「作りの緻密さ」

最後に見どころを問われると、「本当に見所を言い出すと切りがない」としつつ、「まずやっぱりこだわりは作りの緻密さだと思っています。空間であったりとか、ひとつひとつのテーマ性なんかも、かなりこだわり抜いておりますし、登場人物の衣装などもとても煌びやかで、うっとりするような形で持っていけたらなという風に思っております」と説明。

「皆さん贅沢でミステリアスなこの『真夜中の晩餐会』、是非ご期待いただければな、という風に思います」とアピールしました。

 

イマーシブ・フォート東京は2025年3月1日(土)にリニューアルし、アトラクションとチケット制度を大きく変更します。

『真夜中の晩餐会 Secret of Gilbert’s Castle』は、それより遅れて4月後半スタート予定。森岡氏によると、大型連休に間に合うように制作しているそうです。

真夜中の晩餐会 Secret of Gilbert’s Castle
登場キャラクター数:25
体験可能人数:50人
体験時間:120分
料金:未定
クリエイティブ・ディレクター:興山友恵
※記事の内容は取材時の情報です。掲載している情報が変更になっている場合があります。
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