仙台うみの杜水族館は、ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」を、2022年7月15日(金)にオープンします。
ペンギンの生息地 南アフリカを再現
仙台うみの杜水族館が、開業以来初のゾーンリニューアルを実施。ケープペンギンが多く生息する保護区である南アフリカの“ボルダーズビーチ”をモデルに、まるで生息地を訪れたかのような一体感や臨場感を体感できる環境一体型展示が誕生します。
生息地を再現することで、ペンギンたちが暮らしやすい環境となるだけでなく、“ボルダーズビーチ”のようにペンギンと人が共存できる場を目指しています。これまでの展示では見ることのできなかったペンギンたち本来の行動や、巣作り・子育てなどのペンギンたちの生活の様子を間近でご覧いただくことで、ペンギンとの「つながり」を体感できます。
仙台で暮らす9羽のペンギン
仙台うみの杜水族館では、個性豊かな9羽のケープペンギンたちが暮らしています。よく観察すると、性格や特徴の違いを発見でき、1羽1羽それぞれの魅力を体感できます。また、愛称や翼についた個体識別ができるバンドの色を覚えて、“推しペンギン”を見つけると、より親しみを感じられます。人間関係ならぬペンギン関係にも注目です。
3つのコーナーで構成
「うみの杜ビーチ -PENGUIN LIFE-」は、ケープペンギンの生息環境を再現し、“海コーナー”、“砂浜コーナー”、“営巣コーナー”で構成されています。ペンギンたちの暮らしやすい環境づくりと、ペンギンたちをより身近に感じられる展示を目指し、コーナーごとに異なる演出展示で、ケープペンギン本来の魅力を最大限に引き出します。
海コーナー
海コーナーは、“ボルダーズビーチ”の美しく広々とした海をイメージし、ペンギンたちが活発に泳げる環境を整えました。手動の造波装置を設置し、持ち手を動かすだけでプールに波を作る体験ができます。これまでは見ることのできなかった、波に揺られて遊ぶペンギンたちの姿を観察できます。
砂浜コーナー
砂浜コーナーは、砂を掘って遊ぶなど、ペンギンたちの多様な行動の発現を促し、生活の質を向上させます。さまざまな形に変化する砂を使用することで、飼育下の鳥類が罹患しやすいとされる足の皮膚の炎症、趾瘤症(しりゅうしょう)の緩和も期待されます。
営巣コーナー
営巣コーナーは、擬岩の位置や日当たりなど、隅々までこだわり、ペンギンたちの暮らしやすい環境を追求しました。ペンギンたちの巣作りや子育ての様子を観察でき、ひながだんだん大きくなっていく成長の様子やペンギン同士の関係の変化など、ペンギンたちと家族になったような気持ちで見守ることができます。
オプションプログラムが登場
ペンギンライフツアー
飼育員が「うみの杜ビーチ -PENGUIN LIFE-」の展示場内やバックヤードをご案内するガイドツアー型の体験プログラムです。ケープペンギンの生態や暮らしについて、楽しく学ぶことで、ペンギンたちとの「つながり」を体感できます。ペンギンと一緒に記念撮影もできます。
場所:「うみの杜ビーチ–PENGUIN LIFE-」展示場・バックヤード
料金:1,000円(税込)
時間:30分程度
定員:10名/回
ペンギンフィーディングタイム
海コーナーで、ペンギンたちにごはん(イカナゴ)をあげられるプログラムです。普段はのんびりとした動きが多いペンギンたちですが、ごはんの時間はとても活発な姿を観察できます。かわいらしいだけではない、躍動感あふれるペンギンたちの姿を間近で見られます。
場所:「うみの杜ビーチ–PENGUIN LIFE-」海コーナー
料金:300円/1杯(税込)
時間:約5分
フードコート新メニュー
「うみの杜ビーチ–PENGUIN LIFE-」に隣接するフードコート「wakuwaku ocean」も、ペンギンたちのかわいらしい姿を見ながら、食事を楽しめる空間に変身します。
新施設のオープンに合わせ、新たなフードメニューも登場。ずんだを使用した宮城ならではの味を楽しめるメニューや、ペンギンモチーフのかわいらしいデザートなど、うみの杜らしいフードメニューを味わえます。